ガーシー被告「配信は二度とやりたくない」 被告人質問で語られた“裏側”
日テレNEWS NNN
YouTube上で俳優らを常習的に脅迫した罪などに問われている、ガーシーこと東谷義和被告(52)の3度目の裁判が行われました。被告人質問で、ガーシー被告は「配信は二度とやりたくない」などと語りました。 ◇ 「ガーシー!ガーシー!」 21日午後、支持者が名前を連呼する中、ガーシー被告を乗せたとみられる車が、東京地裁に入りました。 記者 「裁判所の前には、ガーシー被告の旗が立っていて、裁判所の中を見てみると、その裁判の傍聴をしようという人が多く集まっています」 ◇ ガーシー被告は、去年、YouTubeに配信した動画で、俳優の綾野剛さんなどを常習的に脅迫した罪などに問われています。21日、3度目の裁判では、暴露系ユーチューバーだった頃の“裏側”が語られました。 ガーシー被告は、黒髪・黒スーツ・黒ネクタイという姿で、背筋を伸ばし、証言台の前に座りました。その冒頭、「脅迫とされた行為について、反省しています。被害者には、申し訳なかったなという気持ちでいっぱいです」と述べたガーシー被告。 そして、語られたのは、配信を始めた経緯についてです。ドバイで生活をしていた際、金を借りていた友人2人に、こう誘われたといいます。 ガーシー被告 「暴露系をやれば、収益でお金を稼げる、と」 弁護側 「それに対して、なんと答えた?」 ガーシー被告 「『やらないです』と即答しました。自分の中で、やりたくない気持ちがありました」 しかし―― ガーシー被告 「返済を迫られていて、断りにくかった」 こうして誕生したという、“暴露系ユーチューバー”ガーシー。続けるうちに「芸能界の闇が深く、被害者を見てきたので、ある程度、世の中に示さないとダメだなと思った」といいます。 「正義感を感じていた」という一方で―― 弁護側 「撮影・配信していた時の気持ちは?」 ガーシー被告 「正直しんどかった。『おまえらしくない。やらされているのでは?』と(知り合いは)みんな気づいていた」 “配信のスタイルや戦略などは、友人らが決めていた”といいます。 ガーシー被告 「暴露系やるなら、怒鳴るスタイルでやれ、と言われた」 「自分は指示に従うだけ」で、配信でどの芸能人を取り上げるのかも「すべて友人が選んでいた」と話しました。 検察側 「人気が出ると思った?」 ガーシー被告 「正直、出ないと」 今後、配信の予定があるかどうか聞かれると―― ガーシー被告 「正直、二度とやりたくないです」 検察側 「法廷で誓えますか?」 ガーシー被告 「誓います。二度としません」 はっきりと答えました。 ガーシー被告 「本当におかしなことをやってきたと思って、二度とやらないと決めて、十分反省したうえで、日本での新しい一歩を踏み出したいと思います。本当に、すみませんでした」 次回の裁判は、来年2月に開かれます。