トッテナム指揮官ポステコグルー、6失点完敗後に批判集まる自身の戦術に「求められたからといって戦術を変えはしない」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、完敗を喫したリヴァプール戦後にコメントした。 22日に行われたプレミアリーグ第17節でトッテナムはホームで首位リヴァプールと対戦。36分までに2失点したトッテナムだが、41分にジェームズ・マディソンのゴールで1点を返すも、前半のうちにさらに1失点を喫する。後半に入ると、さらに失点して一時1-5に。その後、デヤン・クルゼフスキとドミニク・ソランケがネットを揺らして2点差にするが、終盤にも失点。終わってみれば6失点を喫して、トッテナムは3-6でリヴァプールに敗れた。 リヴァプールとの打ち合いの末に敗れた一戦の後、ポステコグルー監督に対しては戦術に関する質問が飛んだ。攻撃陣がリーグトップの39ゴールを記録する一方で、守備陣はチェルシー戦でも4失点を喫し、カラバオカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦でも3ゴールを許すなど安定しない。中でも、12月に入ってからはリーグワーストとなる12失点を喫し、その他被シュート数や失点期待値でもリーグワーストを記録している。 これを受け、ポステコグルー監督は「この18カ月間何度も、何度も同じ質問に答えており、私は本当に我慢強い。みんなが私に戦術の変更を求めていても、それが変わることはない。我々は理由があるからこのようにプレーしているのであり、これが我々の成功を助けるものであると思っているから、我々はこのようにプレーしている」と主張。 さらに、主力センターバックのクリスティアン・ロメロやミッキー・ファン・デ・フェン、さらに守護神のグリエルモ・ヴィカーリオも負傷中と、守備陣に多くの離脱者を抱えている。ポステコグルー監督は合計7選手が離脱する中で、リヴァプール戦でも同様の戦術を取った理由を明かした。 「我々が置かれている状況や抱えている課題を多くの人たちが理解していないのなら、彼らは私が異なるチームにするためのスイッチを入れ替えるべきだと考えていると思う。しかし、私は我々が望んでいるチームに作り上げる取り組みに集中し続けている。その過程の中で、困難が待ち受けていることを受け入れないといけない」