ミンククジラ4頭水揚げ 商業捕鯨スタート
日本小型捕鯨協会(本部・福岡)所属の捕鯨船によるオホーツク海沖の商業捕鯨が1日から始まり、初日は北海道根室市の根室港にミンククジラ4頭が水揚げされた。 商業捕鯨のオホーツク枠のミンククジラの頭数は33頭。漁期は年内で協会加盟の太地町漁協(和歌山県)の「第7勝丸」(32㌧)、外房捕鯨(千葉県)の「第51純友丸」(30㌧)、鮎川捕鯨(宮城県)の「第8幸栄丸」(32㌧)、「第3大勝丸」(19㌧)の4隻が着業し、初日は各船1頭ずつ4頭捕獲した。 このうち、1頭目を水揚げした純友丸は午前5時ごろに釧路から出港し、正午ごろから操業を始め、根室港から北東16㌔で捕獲。午後2時20分ごろに根室港に帰港し、体長8・3㍍、重さ4・4㌧の雌のミンククジラを水揚げした。純友丸が捕獲したクジラは勝丸のクジラとともに釧路に、大勝丸と幸栄丸のクジラは網走に運んで解体するという。 同協会の貝良文会長(64)は「このクジラは本当に大きくてよく太っていますので、脂があっておいしいと思います。ぜひ皆さんに食べていただきたい」と話していた。 同漁では昨年も4月3日からオホーツク海沖での商業捕鯨を行い、初日は根室港に3頭を水揚げするなど、根室海峡で枠上限の33頭を水揚げしている。
釧路新聞