【心揺さぶるミドシップ・スポーツがランクイン】マセラティとマクラーレンに賞賛の声 2023年度に注目を浴びたクルマ・ベスト100、40位~31位篇
斬新なデザインで話題になったに新型プリウスと、軽EVのサクラにも拍手
あっという間の年度末到来! 雑誌『エンジン』の大人気企画、輸入車、日本車ともにいま買える新車の中から、41人の自動車ジャーナリストと36人のエンジン・プレミアム・クラブ(EPC)会員が注目の100台を選んだ「エンジン・ホット100ニューカーズ・ランキングズ」も総決算。エンジンウェブで未公開だった100位~1位までの全100台を、ランキング形式で発表していきます。クルマ好き垂涎の人気車や最終モデルも多数ランクイン。自動車ジャーナリストの皆さんの熱々コメントもぜひ参考にしてください。 【順位表】2023年度に注目を浴びたクルマ・ベスト100、40位~31位篇 ※購入可能な車両及びその本体価格は、2023年7月現在のものです。 ◆第40位 ルノー・トゥインゴ リア・エンジン、リア駆動のコンパクト・カーだなんて、それだけで嬉しくなる。残念ながら次はEV、買えるのは在庫限りか。MTが欲しい。(編集部・塩澤) 小気味よい動きと後輪駆動の押し出し感がいい。A110最大にして唯一の不満、MTがないことを解消する最適なペア。なので一番安価なインテンス推し。(編集部・上田) ◆第39位 レンジローバー・スポーツ SUV推しではないのだが、ランドローバーだけは別格。その中でも最新かつレンジローバーほど大きくないレンスポを。高い完成度の直6ディーゼルターボで乗りたい。(高平高輝さん) “スポーツ”はレンジを少しやんちゃにした印象で英国のサッカー選手やロック歌手のようなイメージ。スポーツとコンフォートが両立している。(九島辰也さん) ◆第38位 日産サクラ 発展途上のBEV(バッテリーEV)も、少なくとも軽のような使い方ならBEVが好適と思わせてくれる。クルマとしても印象的な完成度で、パワトレ上質、乗り心地も優秀。(佐野弘宗さん) 電気の心臓を手に入れたことで、軽自動車らしからぬスムーズで気持ちのいい走りが楽しめるサクラ。三菱eKクロスEVより親しみやすいデザインも魅力。(生方 聡さん) ◆第37位 トヨタ・プリウス(PHEV含む) まさかこんなスーパーカー・ルックで登場するなんて! このデザインだけで価値がある。しかもPHEVモデルは、自給自足が楽しめます。(清水草一さん) クラウンからの技術の流れを受けたプリウスの走りは気持ちがいい。しっかりした手応えのハンドルからは運転の愉しさを覚える。新しい次元に入った。(菰田 潔さん) ◆第36位 マクラーレン720S(750S、スパイダー含む) 本格派のミドシップ・スポーツを選ぶなら720Sをリストの先頭にしておくことをすすめたい。4~5年乗って手放す時も、それなりの価値が残ってると思う。(国沢光宏さん) レーシングカー的な限られた条件でのパフォーマンスではなく、低速から超高速域まで運動性能の塊。究極のマクラーレン。究極のスーパーカー。(大井貴之さん) ◆第35位 BMW2シリーズ・クーペ ひと昔前のセクレタリークーペ。2シリーズのクーペのサイズ感って、ありそうでないんですよね。いちばんスマートで使いやすいモデルです。(竹岡 圭さん) あえてクーペのみFR用プラットフォームを使って新型を仕立てたところにBMWの矜持を感じる。新型M2でももちろん6速MTを選ぶことができる。(藤野太一さん) ◆第34位 マクラーレン・アルトゥーラ 新しいフェーズに向けた、理詰の塊のようなスーパースポーツPHEV。ステアリングホイール上に余計なスイッチを置かない、そのこだわりが好きです。(桐畑恒治さん) 電動化となっても、まったくブレることなく軽量・コンパクトでカッコ良いリアルスポーツを継承しているハイブリッド・スーパーカー。(佐藤久実さん) ◆第33位 ロールス・ロイス・ゴースト(エクステンデッド、ブラックバッジ含む) 前席でも後席でもロールス・ロイスが堪能できる、ある意味でファントムよりも贅沢な1台。これに乗ると新型7シリーズの出来の良さが納得できる。(編集部・新井) 誤解を恐れずにいえば「無駄にいいクルマ」。ユーザーが気づきようのない領域までロールスらしい完璧主義が貫かれている。真のラグジュアリーカー(大谷達也さん) ◆第32位 ポルシェ718ボクスターGTS4.0&718スパイダー(スパイダーRS除く) ひと昔前までの911カレラのポジションは、価格的にいっても性能的にいっても、このケイマンGTSに取って代わられたと言っていいだろう。自然吸気フラット6が味わえる最後の砦。(編集長・村上) 自然吸気フラット6の音色と脈動をより低速域から日々味わうならやはり屋根のないボクスターか、いやむしろスパイダーか……というわけで昨年のケイマンGTS4.0から宗旨替え。噂では2年待ち? だけど911 GT3よりはハードルは低いはず。(編集部・上田) ◆第31位 マセラティMC20(チェロ含む) グランツーリズモというマセラティ本来の価値をミドシップスポーツで再解釈したのがMC20。比類なき快適性と穏やかなステアリング・レスポンスは“GT”の証。ノーブルでピュアなデザインを含め、スーパースポーツの新ジャンル誕生といえる。(大谷達也さん) マセラティの過去と未来を結ぶ快作。フォルゴーレを待ってもいいけれど、それまでネットゥーノを駆るという選択ができればクルマ好きとして理想的だ。(西川 淳さん) (ENGINE2024年9・10月号)
ENGINE編集部
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