戻り売り優勢な全体相場でも活躍期待の円安追い風3銘柄
8月12日の大幅高を受けて、来週の日本株市場はお盆休みの道路渋滞のような冴えない展開となりそうだ(写真:ブルームバーグ)
アメリカの7月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、インフレ懸念が後退したことから、現地時間8月10日にダウ平均株価が大幅高したのを好感して、祝日明けの8月12日に日経平均株価は急伸した。3月と6月の高値水準を一気に上回ってきたことで、株価指数先物主導で上昇が加速。前日比727円高で2万8500円台に乗せてきた。 ただ、来週(15~19日)は4~6月期決算発表の一巡に伴う手がかり材料難や、お盆休みによる市場参加者の減少によって、買い手控え姿勢が強まりそうだ。12日の日経平均の急上昇による過熱感への警戒も想定され、戻り売り優勢の展開が想定される。来週の日経平均の想定レンジは2万8000~2万8700円とする。
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冨田 康夫