長崎県平戸市長が中央社訪問 文化・観光などの交流促進で意見交換/台湾
(台北中央社)台湾で英雄視される明代の武将、鄭成功の故郷として知られる長崎県平戸市の黒田成彦市長が26日、台北市の中央通信社(中央社)本社を訪問し、曽嬿卿社長と面会した。双方は文化や観光交流の促進などで意見を交わした。 黒田市長は南部・台南市の鄭成功祖廟(びょう)で28日に行われる春の祭典への出席や観光PRなどのために訪台。平戸では今年7月に鄭成功生誕400年を記念するイベントを開くとし、多くの台湾人に訪れてほしいと語った。 また10月に行うグルメイベントで台湾料理を紹介する予定がある他、今後は観光や物産、高校生を対象とした教育交流などを考えているとし、関係深化に期待を寄せた。 曽社長は、多くの台湾人は交流サイト(SNS)などを使って日本旅行の情報を収集するとし「いかに情報を発信するかが重要だ」との認識を示し「平戸はポテンシャルがあると思う」と語った。 その上で鄭成功生誕400年は良い機会だと強調。平戸とつながりの深い南部・台南市と中央社は緊密な関係が築かれているとし、情報発信の協力に前向きな姿勢を示した。 (齊藤啓介)