【楽天】鈴木大地逆転負けに「ずるずるいきたくない」8試合連続安打も謙虚「地に足つけて」
<日本ハム5-2楽天>◇22日◇エスコンフィールド 楽天は日本ハムに逆転負けを喫し、再び借金1を抱えた。敗戦の中、鈴木大地内野手(34)のバットが光った。初回2死二塁、カウント1-1から伊藤の内角145キロを右前に運ぶ先制打。「多分、簡単な球ではなかったですけど、いい結果が出たんで良かったなと思います」。笑顔はなかったが、質問に足を止め、真摯(しんし)に答えた。5回には右前打。これで8試合連続安打と好調だ。 1日のヤクルト戦から4番に座る。だが「特に何も変えてません。本当、勘違いしないように地に足はつけてやろうっていうのは、ずっと思っています」と強調した。好調でも、4番を任されても、おごらず、やるべきことをやる。ロッテ時代、いやプロ入り前から変わらない謙虚な姿勢こそ、鈴木大の本性だ。だから、主軸を任せられる。 交流戦明け初戦の前夜は終盤に壮絶な点の取り合いとなり、延長12回引き分け。この日は先制しながら逆転負け。「ピッチャーが点を取られたら、それより取ってあげようと思うんですけど、今日はそれができなかった。とにかく、みんなで頑張りたい」と言った後、こう締めた。「このまま、ずるずるいきたくない。なんとか、まず明日」。地に足をつけ、戦っていく。【古川真弥】