<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/6 聖光学院・嶋田怜真左翼手/只見・鈴木詠大三塁手 /福島
◇水陸二刀流で力磨く 聖光学院・嶋田怜真(しまだ・りょうま)左翼手(2年) 小学1年から中学1年まで続けた水泳では、カナダ遠征のメンバーに選ばれたことがあるほどの実力派だ。小学5年に野球を始め、水陸の二刀流で能力を磨いてきた。 焼き魚が好きで、両親が焼いてくれるシャケやツボダイが好物。寮の食卓に焼き魚が並ぶと、気分が上がるという。 柔道整復師の父親が接骨院を経営しており、不調がある時はマメに連絡を取って、体の使い方についてアドバイスをもらう。アスリートに寄り添い、陰から支える父親の姿を見て、将来はスポーツトレーナーになりたいと思っている。 センバツでは、敦賀気比(福井)との対戦を望んでいる。「全国屈指の強打のチーム。この冬磨きをかけた打力で、乱打戦を繰り広げたい」 173センチ、85キロ。左翼手。右投げ右打ち。 ◇長所は「元気の良さ」 只見・鈴木詠大(すずき・えいと)三塁手(1年) 昨秋は3番を打ち、4試合で5安打を記録。元気の良さがアピールポイントで「チームを鼓舞する声がけをし、安打を打つ」と甲子園での目標を掲げる。 好きなプロ野球選手に藤原恭大(千葉ロッテ)を挙げ、「強いスイングがかっこ良くて足も速い。自分も打てて走れる選手になりたい」。強い打球で野手の間を抜くことを意識し、冬場の練習に取り組んでいる。 好きな言葉は「99日を半ばとせよ」。中学の時に中村文昭著「人のご縁ででっかく生きろ」を読み、「100日の修行中、99日目でダメになる人が多い。そこを半ばだと思い、あと半分頑張ろうという意味で、いいなと思った」。=つづく 趣味の釣りでは、只見ダムで30センチ近いイワナを釣ったこともある。将来の夢は建築士。 169センチ、62キロ。三塁手。右投げ右打ち。