ヤクルトが連敗ストップ サイスニードは初勝利ならずも6回1失点 サンタナが同点弾&決勝打
(セ・リーグ、ヤクルト3―1巨人、8回戦、4勝4敗、12日、神宮)勝利に強い思いを抱く助っ人が好投した。来日4年目のヤクルト・サイスニード投手(31)が、7度目の登板で今季初勝利を目指し、本拠地のマウンドに上がった。 今季は自身初めて開幕投手を務めたが、なかなか勝ち星に恵まれず。「チームの誰よりも自分の勝ちを願っているけど、抑えても勝ちがつかないときがあるし、たくさん点を与えても勝ちがつくことがあるので、勝ちっていうのはすごく難しい」とかねて熱い思いを明かしていた。 序盤から力強い直球と、切れのある変化球を両コーナーに制球。五回は無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を抑えて切り抜けた。一回以外は毎回の7奪三振。引き締まった投手戦を演じた。 だからこそ、巨人の主砲に投じた1球が悔やまれる。六回2死で4番・岡本和に先制ソロを被弾。決して甘くはない内角直球だったが、きれいに左翼席へ運ばれた。結果は6回100球を投げ4安打1失点。すぐ裏にサンタナの5号ソロで負けは消えたが、またも勝利はつかなかった。 5月12日は「母の日」。各選手が使用するメーカーのピンク色の用具を身に着け、審判員もピンク色の衣服を着用。神宮球場に彩りが添えられる中、1―1の七回にサンタナが右翼へ勝ち越しタイムリー、八回には「2番・遊撃」に入った長岡がこの日4安打目となる右前適時打を放った。ヤクルトが連敗を2で止めた。