立民が「裏金」選挙区に集中攻勢 幹部投入し岸田政権を批判
立憲民主党は29日、自民党派閥政治資金パーティー裏金事件を受け、裏金議員の選挙区に党幹部を集中的に投入して攻勢を始めた。泉健太代表は、安倍派会長代理を務めた下村博文氏の地元、東京・板橋で街頭演説。岸田文雄首相が政治改革に後ろ向きだとして「自民には自浄作用がない」と政権批判を展開した。 次期衆院選をにらみ、派閥裏金事件に関する世論を喚起する狙い。2024年度予算が成立して予算委員会開催の機会が減少するため、街頭演説を増やしていく。 泉氏はその後、萩生田光一前自民党政調会長の選挙区、東京・八王子市に移動。立民の候補者の早期擁立を目指すとした。