三好池で開催された「第27回2024年スプリングスプリントカヌー競技大会」の様子。

　三好池カヌー競技場（みよし市三好町）で4月27日・28日の2日間、「第27回2024年スプリングスプリントカヌー競技大会」が開催された。（豊田経済新聞） 【写真】三好池で「スプリングスプリントカヌー競技大会」　全国各地から選手出場 　同大会は日頃の練習成果を競い合い、選手同士の交流を深めてもらうとともに、国民スポーツ大会カヌースプリント競技愛知県予選会も兼ねて、愛知県カヌー協会が主催して毎年この時期に開かれている。 　今年は、みよし市のクラブチーム、高校の部活動の選手をはじめ、福井県や滋賀県、愛媛県など全国各地から298人が参加。27日に予選、28日に準決勝と決勝が行われた。 　初日となった27日は大会に先立ち、愛知県カヌー協会の塚本直樹会長が「シーズン当初の大会となるが、皆さんが冬場で培った力を存分に発揮してほしい」と選手を激励し、愛知県立三好高校カヌー部の藤吉孝太郎さんと簗瀬日彩さんが選手宣誓を行い、大会が始まった。 　大会は、カヤック、カナディアンのシングル・ペアに分かれ、500メートルのコースでタイムの速さを競い合い、予選では決勝出場を目指してこの日のために練習してきた成果を発揮しようと、どの選手も合図とともにスタートラインを飛び出し、激しい水しぶきを上げてゴールまで駆け抜けた。 　レースでは、応援に駆け付けた保護者やチームメートが最後まで諦めずにパドルをこぐ選手に「ファイト！」「ラストスパート！」と声援を送るなど、終始盛り上がりを見せた。