飲酒客、タクシーのボンネットで大暴れ…韓国・被害受けた運転手「新車なのに…仕事もできない」
【12月05日 KOREA WAVE】予約客を装いタクシーに乗り込んだ飲酒客が、車のボンネットに登るなど暴動を起こし、タクシー運転手が負傷した事件が2日、YouTubeチャンネル「ハンムンチョルTV」で取り上げられた。映像にはタクシー運転手が受けた被害の詳細が映し出されている。 事件は11月23日午前3時すぎ、京畿道坡州市で発生した。予約客を迎えに向かっていたタクシーに、突然、ある男性が道路の中央から走って近づき、タクシーを止めて助手席に乗り込んだ。 男性は予約客を装いタクシーに乗り込んだが、別の目的地を告げた。運転手が「予約客を待っている」と説明すると、男性は「頼む」「行ってくれ」などと声を荒らげ、明らかに飲酒している様子を見せた。 運転手が改めて状況を説明すると、男性は助手席のドアを強く蹴り降りた。その後も道路脇に座り込んだり、他の車両が通る中で道路に横たわるなど、非常に危険な行動を繰り返した。運転手は警察に通報した。 その後、男性は再びタクシーに近づき、今度は車両のボンネットに登った。さらにワイパーを手で引きちぎろうとするなど車を損傷し続けた後、しばらくして車両から降りて立ち去ろうとした。 運転手は「新車を購入してから3週間も経っていないのにこんなことが起きた。修理には3~4日かかると言われ、その間仕事ができない」と嘆いた。 ハン・ムンチョル弁護士は「飲酒による心神耗弱は過去には認められることもあったが、最近では認められない傾向にある。飲酒で記憶がないと言い訳するほど、逆に重い処罰を受ける可能性がある」と指摘した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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