「市民傷つけた」共産市議が辞職、酔って看護師らに暴力か 愛知
救急搬送された際に暴れて看護師らにけがを負わせた問題を巡り、愛知県津島市の松井由美子市議(48)=1期、共産=は20日、垣見啓之議長宛てに辞職願を提出し、受理された。松井氏は「市民を守る立場の私が、市民を傷つけた。辞職しておわびしたい」と記者会見で謝罪した。 【写真】辞職会見にのぞむ松井由美子・愛知県津島市議ら=20日、津島市議会 市の発表によると、13日夜、松井氏は市内の歩道で倒れ、顔などにけがをしているのが見つかり、市民病院へ搬送された。診察の際に暴れ、看護師、医師や消防職員の3人に対し蹴るなどした。3人は暴行などの容疑で県警に被害届を出し、受理された。 松井氏によると、13日午後7時ごろから友人と市内の居酒屋でビールを飲んだといい、「病院内の行動について全く記憶がない」と語った。翌日未明に歩いて自宅に帰ったという。転んでけがをしたらしく、上唇などを切り、前歯4本がぐらつくなどしており、14、15日は自宅で静養。16日になって議長室に呼ばれ、病院や消防職員に対する振る舞いを初めて知らされたという。 松井氏は「今後は酒は飲まない」という。共産党県委員会によると、党としての処分も検討中だという。(伊藤智章)
朝日新聞社