ドジャース監督が分析する水原一平被告が有罪を認めた理由 大谷翔平が「うまく処置。協力的だった」
ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳で、大谷の口座から約1700万ドル(約26億4400万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認めている水原一平被告(39)の審理が、4日(日本時間5日)に米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で開かれ、同被告は罪を認めた。 これを受けて、ドジャースのロバーツ監督が敵地・パイレーツ戦の前に取材に応じ「事の大きさを考慮すると、関係者が皆、いい仕事をしたと思う。プロセスがうまく進んだ理由の一つは翔平(大谷)がうまく処置をしたからだと思う。彼は(捜査に)協力的だった。野球との切り離しという部分で彼は素晴らしい。明らかに注意がそがれるところだが、彼は区分していた」とシーズン開幕後という状況の中、全面的に捜査に協力した大谷の処置能力を評価した。 また、大谷も弁護士を通じて声明を発表。「捜査が完了し、罪も全て認められた今、私及び家族にとっても重要な終結を迎えることができました。全ての証拠を完全に明らかにしながら、これほど徹底的かつ効果的な調査を迅速に遂行してくれた当局の方々に心から感謝したいと思います。これは僕にとっても非常に複雑で困難な時間でした。この間にずっと絶え間ない支援を続けてくれた僕のサポートチーム、家族、代理人、所属事務所、弁護士、そしてドジャース球団に感謝しております。この事件に終止符を打ち、前に進む時が来たと思ってます。これからもこのチームの一員として、少しでも勝利に貢献できるよう集中していきたいと思っております。これからもよろしくお願い申し上げます」とした。 この日、水原被告は現地時間午前8時45分に弁護士と2人で出廷。ダークグレーのスーツに白いTシャツ。襟に髪がかかっていた。同被告はすでに司法取引に応じており、銀行詐欺などの罪を認めた。判決は10月25日、現地時間午後2時に言い渡される。
報知新聞社