猛暑に涼か、焼け石に水か 長野県上田市で「打ち水大作戦」
長野県上田市は2日、上田駅お城口で毎年恒例の「打ち水大作戦」を実施した。暑さをしのぐ昔ながらの知恵をアピールしようと、2007年から続ける活動。上田で最高気温36・4度を記録する猛暑日となった中、参加した市民ら計35人が一斉に打ち水をした。 【写真】駅員も幸村も 午後4時ごろ、駅前を流れる用水からバケツにくみ上げた水を、参加者がひしゃくを使って勢いよく路面にまいた。市によると、水をまく10分前の地表の温度は42度だったが、打ち水してから5分後には34度まで下がった。 市内の小学2年生、西沢茉白(ましろ)さん(7)は首元にネッククーラーを巻いて参加。バケツ6杯分の水をまいて涼しく感じたといい、「これからはお風呂の残り湯を使って水をまこうかな」と話していた。