[山口県]山陰道俵山・豊田道路 第1トンネル貫通式 全長278メートル、9月末まで完成へ
整備が進む長門市俵山と下関市豊田町を結ぶ山陰道俵山・豊田道路(延長13・9キロ)で11日、第1トンネルの貫通式があり、工事関係者や地元住民ら約130人が出席した。 現場で作業員が大型重機で掘り進めると壁から光が差し込み、地元俵山幼児園児らがくす玉を割るなどして貫通を祝った。山陰西部国道事務所の石川真義所長は「無事故、無災害で貫通ができたのは施工者の努力のおかげ。これから道路の工事が本格化していくと思うので、地域の皆さんと一体となって進めていきたい」と話した。 第1トンネルは全長278メートル。昨年8月に長門市側から掘削作業を開始し、今年9月末までに完成予定。事業費約19億円で施工者は佐藤工業(東京都)。同道路内のトンネルでは最初の貫通となった。 同道路では、他に第2トンネル(全長約1・2キロ)と第3トンネル(同約2キロ)の建設を予定。第2トンネルは4月に工事着手するが、第3トンネルは着手の見通しが立っていない。総事業費約630億円で、2016年度に事業化した。