56万円着服 30代職員を懲戒免職 岡山、和気・赤磐し尿処理施設事務組合 運営するミニゴルフ場の施設使用料など
岡山県和気町と赤磐市でつくる和気・赤磐し尿処理施設一部事務組合(同町本)は25日、組合が運営するミニゴルフ場の施設使用料など約56万円を着服したとして、地方公務員法に基づき30代男性主事補を同日付で懲戒免職にしたと発表した。 組合によると、主事補は施設使用料を徴収する受付業務を担当。採用された4月以降、利用者から受け取った現金を適切に処理せず、着服を繰り返したとしている。公表基準に該当しないとして主事補の氏名は明らかにしなかった。 会計事務委託先の町会計課が11月、施設使用料の入金が滞っていると指摘し、組合による事情聴取で発覚した。「金に困って使った」と認めたという。 組合は被害額が全額返金されたとして告訴を見送る。監督責任で、いずれも50代男性の事務局長を減給10分の1(1カ月)、事務局次長を戒告とした。 管理者の太田啓補町長は「重く受け止め、責任を痛感する。管理体制の強化を行い、再発防止に努める」とコメントした。