『グランド・セフト・オートVI』、英バンドに楽曲提供を依頼するも使用料が原因で断られた模様
『グランド・セフト・オートVI』、英バンドに楽曲提供を依頼するも使用料が原因で断られた模様
『グランド・セフト・オートVI』を開発中のロックスター・ゲームスはイギリスのバンド「Heaven 17」にゲームへの楽曲提供を依頼したが、断られてしまったようだ。Heaven 17のメンバーであるマーティン・ウェアがXにポストした内容によると、同バンドを代表する楽曲『Temptation』の使用料が安すぎたらしい。 「グランド・セフト・オートVI」画像・動画ギャラリー ウェアのXでは、契約内容を目にしたときの衝撃が綴られている。莫大な報酬を得られるかもしれないと期待していたウェアは、ロックスター・ゲームスの提示してきた契約内容が書かれたメールに目を通した。 しかし、その内容は『Temptation』の楽曲使用料は買い切り型の7500ドルで、『グランド・セフト・オートVI』からの将来的なロイヤリティを永久に買い取るというものだった。 楽曲提供の報酬として提案された7500ドルを、ウェアは安すぎると思ったようだ。『グランド・セフト・オートVI』は86億ドルもの売上がある」と主張(内容的に前作『グランド・セフト・オートV』を指しているものと思われる)して、ロックスター・ゲームスの提示してきた7500ドルという楽曲使用料を批判した。契約を拒絶したウェアは「ああ、でも露出を考えると...」ともコメントしており、『Temptation』がゲーム内で流れることによる露出効果への未練もあるのかもしれない。 Xユーザーから『グランド・セフト・オートVI』での『Temptation』の使用料として妥当な契約とはどのようなものかと尋ねられたウェアは、「(ロックスター・ゲームスの提案してきた金額の10倍に相当する)7万5000ドルの買い切り型の契約か、または妥当なロイヤルティが発生するのであれば前払いは不要」と回答している。 2013年の発売から売れ続けて累計販売本数2億本を突破した『グランド・セフト・オートV』。待望の新作となる『グランド・セフト・オートVI』は、2025年秋に発売予定だ。プラットフォームはPS5/Xbox Series X|Sでとなっている。
片岡龍一