【ラグビー】19歳、146キロのLOトゥイランギが先発。フランス、イタリア戦メンバー発表。ガルチエvsメディアの戦いも続く
今週末、イタリアと対戦するフランス代表チームのメンバーが発表された(2月25日、16時キックオフ/日本時間同日24時)。 前節のスコットランド戦から3名の変更があった。 この試合の後半に負傷退場したキャプテンのグレゴリー・アルドリットは、筋肉は痛めていないものの、縫合した傷口が閉じ切っておらず大事をとった。イタリア戦はスタンドから観戦する。 アントワンヌ・デュポンが不在の今大会でキャプテンに任命されていたアルドリットが不在となったことで、イタリア戦はFLシャルル・オリヴォンがチームの先頭に立つ。 スコットランド戦でもアルドリットに代わってNO8に入っていたフランソワ・クロスが、そのまま背番号『8』をつける。フィニッシャー(リザーブ)だったポール・ブドゥアンがワールドカップ(以下、W杯)のウルグアイ戦に続いて4度目の先発出場となり、フィニッシャーにはエステバン・アバディー(26歳)が初めて選出された。 アバディーは12歳の時にラシン92でラグビーを始め、2018年にプロデビューを果たす。19分プレーしたが、それ以来試合出場機会を得られず、翌年ブリーヴに移籍した。 2021年10月に頚椎骨折から復帰し、主力に定着。出場を重ね、今季移籍したトゥーロンでも素早くチームにフィットした。開幕から出場し続け、昨年11月12日まで50試合連続でトップ14に出場した。 ブリーヴでも時代から彼のパフォーマンスは評価されていた。トゥーロンへの移籍後、代表選出への期待がさらに高まった。ラインアウトに強く、タックルも上手い。持久力もある。 またオリヴォンのように、走ってパスを繋ぐこともできるコンプリートなバックローだ。 先のアイルランド戦、スコットランド戦で後半に出場して注目を浴びたLOポソロ・トゥイランギ(19歳)は、イタリア戦ではスターターに選ばれた。 自称146キロ、フランス協会によれば149キロの巨体で動き続け、敵にダメージを与える。 「びっくりしたのは強度の高さ。これまで経験してきたものとは違う。80パーセント、もしくはそれ以上の時間スプリントし続けなきゃいけないし、コリジョンももっとハード。僕は大好きだけどね。いちばんの違いは精度の高さ。相手の選手は経験豊富で、いつ、何をするべきなのかを正確に判断できる」というのが、トゥイランギの出場した2試合の感想だ。 フィニッシャーには、ふくらはぎの傷口が感染を起こして離脱していたロマン・タオフィフェヌアが復帰した。