【吉本新喜劇の顔】島田珠代(54)が明かす「パンティーテックス」誕生秘話 「私のギャグは下品とは思っていない」「少女漫画のヒロインのように」の思い
「ぶりっ子言葉しか使いたくない」
小学生時代から“自分を奮い立たせる言葉”だった「パンティーテックス」が、“芸”に変わった瞬間がある。芸人であり構成作家としても活躍する「ザ・プラン9」の「お~い!久馬」こと、久馬歩さんがきっかけだったという。 「久馬さんが新喜劇用に書いてくださったコントの中に『私、パンティ履いてますか?』ってワードを入れてくれたんですよね。そこから私が新喜劇で『肌に身についてるはずの(パンティの)布の感触が八割方ないんです』とか言い出したわけです(笑)」 これがテレビで初披露されたのは、2020年8月7日放送の『かまいたちの机上の空論城』(関西テレビ)だった。さらに同年9月15日放送の『相席食堂』(ABCテレビ)で全国的に知れ渡る。そこで千鳥の大悟さんは「姉さんの芸はちゃんと下品」と評した。これは芸人としての最高の誉め言葉──と思いきや、珠代さんはこう首を振った。 「私自身は下品と思ってないんですよ、よく言われますけど(笑)。たとえば今の女の子って、ご飯のことを“メシ”って平気で言ったり、お尻のことを“ケツ”とか言ったりするじゃないですか。私はそういう言葉遣いには、常に気をつけているつもりなんです。私のギャグで、男性の股間を“チ~ン”と弾くのも、ボインダンスも、言葉の品は保てていると勝手に思っています。少女漫画のヒロインしか言わないような、ぶりっ子言葉しか使いたくないですね」 珠代さんのなかには「品」のボーダーラインがある。他者からは分からないような微妙な線かもしれないが、その素のこだわりこそが、キテレツなギャグやハイテンションな動きとのギャップを生み出し、笑いとなるのだろう。「少女漫画のヒロイン」という言葉もそうだが、新喜劇でも「54歳でバツ2なんです。失うものも恐れるものも何もないんです」という台詞が飛び出すことがある。ひとりの女性としての珠代さんが持つ感性は、笑いといかに紐付いているのだろうか。【第2回に続く】 (取材・文/河合桃子)
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