十両陥落の朝乃山 先月下旬に左膝の手術も「まだ気持ちは折れてません」と前向き
日本相撲協会は２７日、東京・両国国技館で力士会を開き、左前十字じん帯断裂などで名古屋場所を途中休場、秋場所（９月８日初日、両国国技館）では西十両３枚目に陥落する朝乃山（高砂）が出席した。 先月３０日に都内の大学病院で左膝の再建手術を受け現在はリハビリ中。「だいぶ歩けるようになりました。サポーターを付けていますから。歩くのもリハビリだと思っています」。 力士会前には右膝を手術して幕下に陥落、名古屋場所で８場所ぶりに幕内に復帰した若隆景（荒汐）のアドバイスに耳を傾ける姿もあった。「似たようなケガをしていますから。色々と聞いていた方がいいかなと思って」と話した。 師匠の高砂親方（元関脇・朝赤龍）は周囲に「年内の復帰は難しい」と漏らしている。朝乃山も現実をしっかりと受け止めながら「師匠と病院と相談しながらですね。しっかり治すことが優先ですから。まだ気持ちは折れていません」と前向きな姿勢を見せていた。
報知新聞社
