「ユウキは寂しく思っているだろう」トスト代表のラストシーズンをF1専門メディアが査定「最も評価すべき点は角田裕毅の台頭」
2023年F1は先月末に閉幕したが、今なお各国メディアはシーズンを様々な形で振り返っており、各ドライバーやチームに対する評価も下されている。 そんな中でイギリスのF1専門サイト『PLANETF1.COM』が“査定”したのはチーム代表。団体を指揮する10人の「ボス」のパフォーマンスを、同メディアは独自の視点で以下のようにランク付けした。 【動画】角田裕毅が初のドライバー・オブ・ザ・デイに選出された2023最終戦アブダビGPハイライト! 1位:ジェームズ・ボウルズ(ウィリアムズ) 2位:アンドレア・ステラ(マクラーレン) 3位:クリスチャン・ホーナー(レッドブル) 4位:フレデリック・バスール(フェラーリ) 5位:マイク・クラック(アストンマーティン) 6位:トト・ヴォルフ(メルセデス) 7位:フランツ・トスト(アルファタウリ) 8位:アレッサンドロ・アルニ・ブラビ(アルファロメオ) 9位:ギュンター・シュタイナー(ハース) 10位:オトマー・サフナウアー→ブルーノ・ファミン(アルピーヌ)※ ※=7月に交代してファミンは暫定監督に この中で最も高齢(1956年1月20日生まれ)で、2006年にトロロッソが創設されてから、18年間にわたって同チームを率いてきたオーストリア人のトスト・アルファタウリ代表は、今季限りでこのポジションから退くことになったが、彼のラストシーズンの仕事ぶりについて、同メディアは以下のように評している。 「トストは、レッドブルにおいて、ニック・デ・フリースの失敗を予見していた、多くの人々――ヘルムート・マルコ顧問が明らかにしたように、ホーナー代表も含まれている――のひとりに過ぎなかった。アルファタウリのチーム代表は、ミック・シューマッハーがピエール・ガスリーの代わりに選ばれるべきだったと認めた。実際にミックが活躍できたかどうかはとにかく、デ・フリースのキャリアが短期に終わったことの責任からは解放された」 「トストの2023年で最も評価すべき点は、ついに才能を開花させた角田裕毅の台頭にある。トストは、角田の初期の不安定な時期に彼を擁護し、『若手ドライバーがF1で本当の可能性を示すには3シーズンを過ごす必要がある』と主張してきた。そして、まさにその通りに、過小評価されたスターのひとりとして今季登場した3年目の角田は、デ・フリースを追い抜き、代わって復帰したダニエル・リカルドをも凌駕した。ユウキは、フランツがいなくなることを寂しく思っていることだろう」
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