10期目の大分県姫島村長、次の村長選不出馬へ 全国2番の多選首長
10期目に入っている大分県姫島村の藤本昭夫村長(81)は27日、次の村長選に立候補しない意向を表明した。全国町村会、全国市長会によると、藤本氏は現在11期目の辻一幸・山梨県早川町長に次いで、現職では全国2番目の多選首長。辻氏も今期限りでの引退を表明している。 【写真】次期村長選への不出馬を表明した藤本昭夫村長=2024年6月27日午前9時56分、大分県姫島村、貞松慎二郎撮影 現在の任期は今年11月まで。藤本氏はこの日の村議会定例会の開会前に、議場で「次の村長選には出馬しません。体調がだんだん衰えてきている。40年やったので新しい風を入れた方がいい」と述べた。 藤本氏は1984年、7期連続無投票で村長を務めた父の急死を受けて立候補し、初当選。その選挙を含めて8回連続で無投票当選を重ね、2016年と20年は新顔との一騎打ちを制していた。（貞松慎二郎）
朝日新聞社
