シェール、息子の成年後見制度を要求 息子の妻に猛非難される「自分のことすら管理できないくせに」
昨年、シェールが男を雇って自分の息子イライジャ・ブルー・オールマンを誘拐させていたことが発覚した。イライジャの妻マリーこと、マリアンジェラ・キングによると事件が起きたのは2022年。当時イライジャとマリーは破局状態だったが、復縁しようとホテルに泊まって話し合っていた。そこに「息子の安全を懸念した」シェールが男たちを送り込み、息子をさらったという。マリーはシェールを提訴していた。
イライジャは以前から薬物やアルコールの依存症。シェールによると彼をさらったのも、息子を依存症から救いたい一心だったという。しかしイライジャの状態はあまり、というかまったくよくなっていないよう。昨年12月、シェールはイライジャに成年後見制度を適用することを要求。自分が後見人になると法的に申請していた。彼女はイライジャのメンタルヘルスの状態に加え、彼の財産が失われることも心配。「メンタルヘルスと薬物のせいで、自分の経済状況を適切に管理できない」と主張していた。イライジャには父、つまりシェールの元夫グレッグ・オールマンの遺した信託財産がある。
さらにシェールは今年1月、緊急措置として自分をすぐに一時的な後見人にしてくれるように裁判所に要求。そうしなくては「イライジャは信託から引き出した金を全部薬物に使ってしまうだろう」「誰かが金を管理しないと彼の命を危険に晒すことになる」と理由を説明していた。さらにシェールはマリーに対する怒りも露わに。成年後見制度の適用を決定するにはイライジャやシェールら関係者が審問に出席しなくてはならない。彼らの場合は1月初めにそれが予定されていたが、シェールは「マリーが審問の日程をイライジャに知らせる邪魔をしている」と主張していた。
これに怒ったのがマリー。今週彼女も裁判所に書類を提出、シェールに真っ向から対決した。「シェールがイライジャの経済状況をコントロールしようとすれば、彼の薬物依存症からの回復が危うくなる」とし、シェールの介入は治療の妨げになると主張している。さらに「シェールはイライジャのことはもちろん、自分のことだって管理できない」「私の知る限り、彼女は自宅の玄関の暗証番号も知らないし、車の運転も食事の支度もしない。服も自分で着替えない。それに自分が躁鬱病であることを認めている」。
ちなみにイライジャ本人も後見人は必要ないと主張している。「金の管理は自分でできている」「マリーと家を借り、断酒を続けている。父が残してくれた財産を管理するためにファイナンシャルマネージャーも雇っている」と裁判所に書類を提出している。 今月初めに行われた審問には結局イライジャも出席。判事は一時的にシェールの要求を却下し、彼女を後見人にはしなかった。成年後見制度といえばブリトニー・スピアーズと父ジェイミー・スピアーズの事例からもわかるようにお金の問題になりがちだが、今回もその気配が濃厚。これから3者がどう争っていくのか注目が集まっている。