高橋ひかる“美己”に寄り添う向井康二“健太郎”と藤原大祐“凌”の優しさが尊い<リビングの松永さん>
中島健人(Sexy Zone)主演のドラマ「リビングの松永さん」(毎週火曜夜11:00-11:30、カンテレ・フジテレビ系) の第7話が2月20日に放送された。松永(中島)の元カノの登場に動揺する美己(高橋ひかる)。そんな美己を気遣うシェアハウス男子メンバーの優しさにキュンとした。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】バースデーケーキの帽子を被った松永(中島健人) ■松永の誕生日パーティーに元カノも参加することに 本作は人気コミックを原作に、さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスが舞台。恋に不器用なアラサーのグラフィックデザイナー・松永純(中島)とピュアで一生懸命で恋愛偏差値の低い高校生・園田美己(高橋)が、時に衝突し、時に助け合うことで互いを認め合い成長していくラブコメディー。 シェアハウスで暮らすメンバーとして、特定の恋人は作らない主義のバーテンダー・鈴木健太郎を向井康二(Snow Man)、医大に通う大学生で恋愛に興味がない北条凌を藤原大祐、カレー屋でアルバイトするオタク系女子・服部あかねを大久保桜子、美己にとって憧れのお姉さん的存在のネイリスト・大貫朝子を黒川智花が演じる。 第7話では、美己がクラス担任・夏未(若月佑美)がシェアハウスの元メンバーで、松永の元カノであったことを知り動揺。シェアハウスでも部屋に引きこもりがちになり、松永から進路で悩んでいるのかと声を掛けられるが、落ち込む気持ちは止められない。そんななか、シェアハウスで開かれる松永のバースデーパーティーに朝子に誘われた夏未もやって来た。 ■美己を思い、凌が松永に意見する 美己の松永への気持ちに気付いている凌。シェアハウスに同時期に入居した“同期”だからと言いつつ、実は美己にひそかに思いを寄せているようだ。だからこそ美己の変化には敏感でもある。 夏未のことで動揺してすっかり誕生日プレゼントの用意を忘れてしまっていた美己に、手作りのバースデーケーキはどうかと提案。凌は一緒に手伝って仕上げたが、当日、なんと夏未が有名店のケーキを持参し、美己は出せなくなってしまう。 さらに、夏未との再会で盛り上がるシェアハウスメンバーの様子に、「知らない家みたいだな…」といたたまれなくなり、自室に戻る。だが、松永の部屋にやって来た夏未との会話がダメ押しとなり、「買い出し行ってきます」と外出。 一緒に行くというのを振り切って出て行った美己に松永が「しょうがねぇなぁ」とつぶやくと、凌は「しょうがねぇのは松永さんですよ」とピシャリ。「松永さんに園田さんを追いかける資格ないと思います。追いかけても園田さんをつらくするだけじゃないですか」と続けた。 “保護者”vs“同期”という美己を巡る対立がひそやかに、でもはっきりと浮かび上がった。 ■健太郎の大人な気遣いができる優しさにもキュン これまでの回では松永の優しさが十分伝わってきたが、凌もまた違う優しさを持っている。それは、もう一人のシェアハウス男子メンバー、健太郎もだ。 買い出しに出かけた美己を追いかけた健太郎は、昔のメンバーと盛り上がっていたことに「居心地悪いよね、ごめんね」と謝る。美己が恐縮しつつも「あのシェアハウスには私の知らない時間がある」と言うと、「美己ちゃんが知らない純君のことを他の誰かが知っているように、美己ちゃんしか知らない純君のこともいっぱいあるんじゃない?」と告げた。さらに、松永のおせっかいぶりは美己に対して「断トツ」で、それが自分の知る松永なのだと。 健太郎の言葉に心がほぐれた美己がシェアハウスに戻ると、松永が美己の手作りケーキを持って自らバースデーソングを歌いながら登場する“逆サプライズ”をした。凌がケーキのことを伝えたのだ。 陵と健太郎の優しいサポートに胸が温まった。ケーキを食べて「うまっ!どんなプレゼントよりも最高のプレゼントだ」と松永が言い、美己がキュートな笑顔を取り戻したこともうれしい。 ただ、ラストには不穏な描写が。美己らが戻る前に帰った夏未が松永に電話をし、「会っちゃうとダメだね~。自分の中で区切り付けたって思ってたけど、全然そんなことなかった」と打ち明けたのだ。美己がまたヤキモキする展開が続きそうだ。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部 ※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記