北村匠海×ザック・スナイダー対談映像公開 『幽☆遊☆白書』と『REBEL MOON』を語る
『幽☆遊☆白書』で主演を務めた北村匠海と『REBEL MOON ―パート1:炎の子』を手がけたザック・スナイダー監督によるスペシャル対談映像が公開された。 【写真】増上寺で参拝する北村匠海とザック・スナイダー 冨樫義博による人気漫画を原作としたNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』と、スナイダーが20年以上構想し創造したSFスペクタクル巨編『REBEL MOON ― パート1:炎の子』は、2023年の年末より配信がスタートした2大作品。そんな2作品より、北村とスナイダーによる日本での対談が実現した。 公開された映像では、12月某日、冬空の下まだ紅葉の面影も残る東京・増上寺に現れたスナイダーと北村が、初対面を交わす瞬間が収められている。この対談に先駆け両者は互いの作品を鑑賞しており、スナイダーと出会う直前、「『REBEL MOON』、細部まで凄かったです。惑星や宇宙の描き方が本当に美しかったし、ザック・スナイダー監督の作品は日本に本当に届いているからこそ、今日は色々なことを聞いてみたいと思っています」と少し緊張した面持ちで意気込みを語っていた北村。いよいよ対談がスタートすると、スナイダーから「“消極的なヒーロー”を演じることはすごく難しいことだと思うが、あなた(北村)の演技は素晴らしかった! ハートがある」と称賛されると、真っすぐな眼差しで耳を傾けていた北村は「すごく嬉しいです…! (幽助は)所謂ダークヒーローと呼ばれるもので、自らなろうとしている訳ではない。『REBEL MOON』を観ていても、正義感というものがヒーロー側にも敵側にもそれぞれに存在するから戦いは成立すると思うし、そこは今回幽助を通してすごく考えて演じていました」と大いに感激。スナイダーも「それはすごく伝わってきました。『幽☆遊☆白書』は素晴らしいアクションだけではなく、それを後押しするドラマがある」と大絶賛した。 さらにそれぞれの作品においても重要なアクションシーンを描く難しさにおいて、スナイダーと北村が共感し合う場面も。「『REBEL MOON』の宇宙の描き方だったり、1シーン毎の美しさがずっと根底にある中で、主人公・コラ(ソフィア・ブテラ)のアクションの心の乗り方、パワーの流れ方だったりは、幽☆遊☆白書と通ずるものがあるなとものすごく感じました」と北村が話すと、対するスナイダーも「俳優の中には戦うことになると演技を忘れてしまう人がいるが、稀な才能だが、あなた(北村)はそれを持っている。ソフィアもそれがあるんだ」と語り、2人が役者・監督それぞれの立場から自身の作品を通じ確かに共鳴しあう瞬間となった。 また本映像では、スナイダーが『REBEL MOON』構想20年の歴史に対する熱い想いを余すことなく語っており、さらには自身が今後の展望に言及する貴重な場面も。そして2人が互いの作品のヒットを祈願するシーンも盛り込まれている。なお、スペシャル対談の全貌は、Netflix公式YouTubeにて公開されている。
リアルサウンド編集部