【独占】「バッシングは覚悟のうえ」神田沙也加さん元恋人・前山剛久が語った“騒動”と“芸能界復帰”
「SNSを見ないと決めても気になってしまうなら、見るほうがいいと思います。そこで大事なのは、事実を知らない人ほど的はずれなことを言うものだと、第三者の視点を持つことです。どんなに称賛を受けている人にも、また、どんな人でも、行動を起こせば、的はずれな誹謗中傷や適当な意見で絡んでくるアンチが出てきます。むやみやたらに反論せず、煽らないことも賢い方法です。相手が黙っていると、人は文句を言い続けることができなくなるからです」(山下さん)
バッシングは覚悟のうえ
前山さんは誹謗中傷も含め、すべての意見に目を通しているという。 「もし同業の役者さんが同じような立場になったら、『あいつのせいで亡くなったんだろう』と僕だって思ったかもしれません。僕に起こったことは事実であり、自分がまったく悪くないとは思っていません。ですから誹謗中傷も意見の一つとして受け止めています。 ただ、家族は関係ないので、実家が営んでいる会社などへの誹謗中傷はやめていただきたいです。何か言いたいことがある方は、僕個人のインスタグラムに連絡をしてください」(前山さん、以下同) 沙也加さんが亡くなった後、前山さんから沙也加さんのマネージャーに連絡を入れたが、返事が来ることはなかったという。 「せめて墓前で手を合わせたいと願っており、お墓の場所を教えてほしいとご連絡しました。来てほしくないということなら仕方ありませんが、この記事を見てご一報いただけるとありがたいです」 今回のインタビューを受けて、またバッシングが再燃する可能性もあるが、「それは覚悟のうえです」と前山さんは話す。 「役者という仕事を選択したので、作品のことを聞かれたら話しますが、僕自身のことや当時のことを今後、話すつもりはありません。一度、自分についたイメージはなかなか消えませんが、仕事を通して更新していくつもりです。 どんな状況になっても、もう一度頑張れるんだと勇気を与えられるような役者になりたいと今は心から思っています。今後、日本の芸能界で受け入れてもらえるならば、作品で多くの方に認めてもらえるよう頑張っていくのみです」 前山剛久(まえやま・たかひさ)1991年2月7日生まれ。大阪府出身。2011年に若手俳優集団・D-BOYSのメンバーとなり、ミュージカル『忍たま乱太郎』で俳優デビュー。白井晃演出『No.9―不滅の旋律―』、青木豪演出『十二夜』などのストレートプレイ、植木豪演出「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」シリーズ、末満健一演出の「舞台『刀剣乱舞』」シリーズなどの2.5次元舞台で活躍。 山下悠毅 精神科専門医。ライフサポートクリニック院長。専門は依存症(ギャンブル、薬物、窃盗、性など)。近著に『いい子をやめれば幸せになれる』(弘文堂) 取材・文/紀和 静