【沖縄料理レシピ】白みそでこってり風味「イナムドゥチ」 祝い事やおもてなしにおすすめ
沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて!
白みそでこってりと仕上げた具だくさんの汁物「イナムドゥチ」は、祝い事やおもてなしにおすすめ。具になる三枚肉やシイタケ、こんにゃく、厚揚げは薄切りにするのが食べやすく美味しく仕上げるコツです。(松本料理学院講師・名嘉裕子)
【材料(5人分)調理目安時間約55分】 豚だし・カツオだし…5カップ 豚三枚肉(ゆで)…100g シイタケ(乾燥)…3枚 コンニャク…200g 厚揚げ(薄揚げでも可)…100g※薄揚げなら1~2枚 カステラかまぼこ(または白かまぼこ)…100g 白みそ(甘口)…100~130g ※みその分量は、みその種類によって加減する。甘過ぎてコシが弱い時は、中辛くらいのみそと混ぜて使う。
作り方
1 豚三枚肉は丸ごとゆで、軟らかくなったら4センチ長さ、1センチ幅の短冊に切る。 2 シイタケは水に戻し、石づきを取って4センチ長さの薄切りにする。 3 コンニャクは4センチ長さの短冊に切り、軽くゆでる。
4 厚揚げ(または薄揚げ)は熱湯に入れて油抜きをし、4センチ長さの短冊に切る=写真。
5 カステラかまぼこも4センチ長さの短冊に切る。
6 鍋に分量の豚だし・カツオだしを火にかけ、1の豚肉と2のシイタケを入れて煮立てる。そして、3のコンニャクと4の厚揚げ(または薄揚げ)を加えて再び煮立て=写真
最後にカステラかまぼこと白みそを加えて=写真=仕上げる。 ※具だくさん、白みそこってりでトロリと仕上げる。具材はできるだけ薄切りにする。
料理を作ってくれたのはこちら
「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。
問い合わせ
松本料理学院 沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763 琉球styleまつもと 電話=098-917-2841 ホームページ https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/