初防衛戦の悠斗が「他団体になめられているのになぜ黙っている」と挑戦者の大夢に辛辣コメント【Krush】
立ち技格闘技「Krush」の2024年第1弾大会となる「Krush.157」(2024年1月28日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が12月22日、都内で開催された。 Krushフライ級王者の悠斗(HUNGRY GYM)に大夢(WIZARDキックボクシングジム)が挑戦するKrushフライ級タイトルマッチが行われる。 悠斗はキックボクシングでニュージャパンキックボクシング連盟で上位ランカーになるも、ボクシングに転向し日本ライトフライ級王座を獲得。その後、コロナ禍で試合の延期が続き「モチベーションを維持することが難しい」とタイトルを返上し現役を引退。しかし2021年にKNOCK OUTでキックボクシングに復帰し、昨年9月には「BOM OUROBOROS 2022」でWMC日本ライトフライ級王座を獲得した。今年7月にKrush初参戦を果たすと松葉斗哉に1Rわずか10秒でKO勝ち。これまでの実績も考慮され、参戦2戦目にして10月に当時王者だった大鹿統毅へ挑戦すると、ここでも1Rわずか47秒でKO勝ちを収め王座を獲得した。今回が初防衛戦となる。 大夢は2022年に行われた「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」で決勝まで勝ち上がるが大久保琉唯に敗れ王座獲得はならず。2023年には大久保の王座返上に伴い行われた「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」に出場し、こちらも決勝まで勝ち上がるが大鹿に敗れ、再び王座獲得を逃した。今年10月には宗一郎をKOで破り、一夜明け会見で悠斗への挑戦をアピールしていた。
この日の会見で大夢は「この場所やこの階級への思い、そしてこのベルトへの思いは悠斗選手とは比べ物にならないと思っている。このリングでこの階級を作ってきたものとして、悠斗選手の幻想を僕が打ち砕いてこのベルトを本来あるべきところに持っていきます」と初代王座決定トーナメントから出場し、フライ級を作ってきた自負を口にした。そして悠斗を「外敵」と位置づけたうえで「僕はトーナメントの決勝で2回負けていて。悠斗選手は2回目でタイトル戦。こうして簡単にチャンスをもらった人と、自分の力でチャンスを握った僕とでは気持ちの差が出ると思う」と語った。 これに対し悠斗は「ベルトを10月に獲って、こんなに早く防衛戦をやる選手はいないと思う。大夢君は前王者の大鹿選手に負けている。相手を選ぶわけではないが、この試合をやる理由はなかったが、宮田さんからこの試合にKO勝ちすればK-1にフライ級を作ってもらえるということでこの話をいただいたんで、オファーを受けました」とKO勝ちの際にはK-1にフライ級を設立するという約束を宮田充Krushプロデューサーと交わしたことを明かした。そして大夢については「僕が強くて彼が弱かったから獲れなかった、ただそれだけだと思うんで“調子に乗るなよ”と思っている」とバッサリと切って捨てた。