“ちいかわ”人気続くワケは「疲れている大人がハマる要素がある」 常設店がリニューアルオープン
日テレNEWS NNN
ちいかわらんど TOKYO Stationが、3月27日リニューアルオープン。限定商品などを求め多くの客が集まりました。日経トレンディが選ぶ2022年のヒット商品で2位に選ばれてから2年。続く“ちいかわ人気”の理由を取材しました。 【画像】SNS発のキャラ『ちいかわ』 2022年のヒット商品2位に 常設店であるちいかわらんど TOKYO Stationは現在、整理券がないと入店することはできません。事前にサイトから申し込み、抽選で当たった人のみが整理券を獲得することができます。
『ちいかわ』は、イラストレーターのナガノさんが、X(旧・Twitter)で発表したSNS発のキャラクター。その後、2020年12月から商品化され、Xに投稿していた漫画は書籍化やアニメ化もされています。
定期的にXで更新される漫画には、ちいかわやハチワレ、うさぎの他にも、モモンガ、くりまんじゅう、シーサー、ラッコ、古本屋など、個性豊かなキャラクターが登場。Xのフォロワー数は300万人以上を誇っています。人気が続く理由について、35歳の会社員は「グッズだったり、漫画が日々更新されるので、飽きがない」と語りました。 また、ちいかわの世界では、“報酬”を得るために、“草むしり”や“討伐”などの労働をします。“草むしり検定”などの資格も設けられていて、検定に合格するために切磋琢磨(せっさたくま)する様子や、様々な試練に立ち向かい、成長する様子も描かれています。
有給を使って来店したという29歳の来店客は「かわいいだけじゃなくて、疲れている大人がハマる要素がある」とし「実際リアルでありそうな人間関係だったりとか、会話の仕方とかに思いやりを感じる。自分も見習わなきゃと思って見ています」と語りました。 さらに、8歳の子を連れた母親は「こんなにちっちゃいのに労働しているので、すごく共感する。ちいかわが資格取るのに落ちちゃったりとか、結構リアルな感じで、魅力的。(Xで漫画が)更新される度にちょっと残酷だけど引き込まれるというか、かわいいだけじゃなくて残酷な部分もあるから魅力に取り付かれるのかな」と語り、33歳の会社員は「仕事大変だなつらいなって思っても、ちいかわも頑張ってるし、だから自分も頑張ろうって思える」と笑顔を見せました。