センバツ甲子園 組み合わせ抽選会 大分舞鶴VS浦和学院(埼玉) 開幕試合決定に「ウォー」 /大分
◇コロナ禍「開会式も出られる」 18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインであった。21世紀枠で初出場する大分舞鶴は大会第1日第1試合(18日午前10時00分予定)で、浦和学院(埼玉)と対戦する。【辻本知大】 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、出場32校の主将らはオンラインで抽選会に参加した。大分舞鶴高は、入試の準備で校舎が使えず、甲斐京司朗主将(2年)は県教育センター(大分市)から抽選会に臨んだ。 甲斐主将は開幕試合を引き当てると笑顔を見せ、「野球を見ている人たちにセンバツが始まったと思ってもらえるよう、元気にはつらつとプレーしたい」と話した。抽選に立ち会った安東和樹部長は「甲斐主将の緊張が伝わり、手に汗をかいた。開会式にも出られて、甲子園の土をより多く踏めるのはうれしい」と話した。 河室聖司監督や他の選手たちは、この日、別大興産スタジアム(同市)で練習に励んだ。インターネット中継で開幕試合だと分かると「ウォー」と歓声を上げたという。チームは今月中旬に関西入りし、現地で調整する予定。相手校の戦力を分析し、対戦に備える。 高校野球の練習試合(対外試合)は5日から解禁されるが、大分舞鶴は県の感染症対策で県内で他校との試合ができない。そのため週末を中心に、紅白戦をして調整するという。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇対戦相手の浦和学院 浦和学院(石原正規校長)は1978年創立の男女共学の私立高。学校法人明星学園が運営する。生徒数(1月現在)は2217人(男子1115人、女子1102人)。建学の精神は「吾道一貫」で、論語にある孔子の言葉「吾道一以貫之」に由来する。 部活動が盛んで、21年は野球部のほかテニス部(男子団体・個人、女子ダブルス)、ハンドボール部、ソングリーダー部が全国大会に出場した。国際教育や進学指導にも力を入れ、大学・短大・専門学校への現役進学率は97・3%(20年度)。 主な卒業生に、元巨人投手の大竹寛さん、ロッテの小島和哉投手、元ハンドボール男子日本代表の土井レミイ杏利選手、モデルの菜々緒さんらがいる。