牛乳でお腹が痛くなる人に朗報!お腹をくだしにくい「A2ミルク」とは?
ホットミルクがおいしい季節になりました。しかし日本人の中には、「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう」というタイプの方が多いといわれています。そんな中、昨今注目を集めているのが、お腹をくだしにくいという「A2ミルク」です。12月21日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、この「A2ミルク」について、藤井牧場の代表取締役、日本A2ミルク協会の代表理事の藤井雄一郎さんに話を伺いました。 牛乳ラーメン?境内で列車が走る?下呂温泉で穴場探し!【動画】
タイプいろいろ「牛乳」
パーソナリティの加藤愛アナウンサーも、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしやすい人のひとり。「気持ちとしては飲みたい」ものの、敬遠してしまっているようです。 この「A2ミルク」、オーストラリアやニュージーランドではかなり広がりを見せているそうです。 さて、一口に「牛乳」といってもいろいろなタイプがあります。種類別「牛乳」は、牛から絞っただけの生乳を加熱殺菌して、そのままパッキングしたもののことです。 牛乳のタイプは生乳から脂肪分を除去する割合の違いで、「無脂肪牛乳」「低脂肪牛乳」「成分調整牛乳」に分類されます。 脂肪分0.5%未満のものが「無脂肪牛乳」、0.5%~1.5%のものが「低脂肪牛乳」、1.5%以上のものが「成分調整牛乳」です。
お腹がゴロゴロする理由
では「A2ミルク」はどのカテゴリーの牛乳なのでしょうか。「A2ミルク」は、種類別「牛乳」。つまり、加工によって手を加えた牛乳ではないということです。 通常、牛乳の中には「β-カゼインA1」というタンパク質が含まれていますが、これが牛乳を飲むとお腹が痛くなってしまう原因となる物質です。 「A2ミルク」は、この症状を緩和することがさまざまな研究で明らかになっているそうです。 元々、遺伝的に「β-カゼインA1」を生産しない牛を「A2牛」といいます。この「A2牛」100%から生産された牛乳が「A2ミルク」です。 お腹がゴロゴロする成分をもともと持っていないタイプの牛から絞った牛乳なので、お腹が痛くなることがありません。しかしこの「A2牛」の数はあまり多くないため、数を増やす必要があるというわけです。