山下美夢有は3冠 平均ストロークでツアー新記樹立「頑張ってレベルアップしたい」【JLPGAアワード受賞者の声】
17日、都内ホテルで「JLPGAアワード2024」が開催された。今季2勝の山下美夢有は『平均ストローク第1位』、『敢闘賞』、『JLPGA栄誉賞』を受賞。3冠を達成した。 【写真】大胆スリットで魅了 河本結のドレス姿 3年連続の年間女王戴冠は惜しくも逃したが、貫禄のシーズンだった。今季の平均ストローク『69.1478』は自身が持つ記録(69.4322、2023年)を塗り替え、ツアー最少記録を更新。同部門では3年連続での受賞となった。 全37試合のうち今季は25試合の出場だったが、優勝2回を含むトップ10入り18回。シーズン終盤まで女王タイトルを争い、メルセデス・ランキングは2位だった。スポット参戦した海外メジャー「KPMG全米女子プロ」で2位に入るなど、海外でもその存在感を発揮。「パリ五輪」では笹生優花とともに日本代表選手に選出され、メダル争いの末4位に入った。 12月に行われた米国女子ツアーの来季出場権をかけた最終予選会(Qシリーズ)ではトップ通過。日本での好成績を手に、いよいよ米国へと進出する。その米ツアーでは、古江彩佳が「69.988」で平均ストロークNo.1の称号『ベアトロフィー』を日本勢で初めて獲得。山下にはその“記録更新”にも期待が集まりそうだ。 【山下美夢有 受賞コメント】 「(3年連続で平均ストロークが60台)ショットが悪くても修正できる力が、少しずつついてきたのかなと思います。最初は波が大きくて、それを減らせるようにしようという目標があった。それが平均ストロークにつながったのかな。 おふたり(古江、笹生)のようにメジャーで優勝できるように頑張りたいです。目の前で古江さんの優勝を見て、優花は同級生で、いい刺激をもらってます。私も頑張ってレベルアップしたい。(米国参戦は)次のステップだと思う。不安もあるけど海外の試合に慣れ、シードを取れるように頑張りたいです」