<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/1 東播磨 原正宗主将/神戸国際大付 阪上翔也投手 /兵庫
3月19日から阪神甲子園球場で開幕するセンバツに、4年ぶり5回目の出場を決めた神戸国際大付と21世紀枠で初出場する東播磨。日々練習に励み活躍が期待される選手18人の素顔を紹介する。【中田敦子、後藤奈緒】 ◆東播磨 ◇打率チーム一、リズム生む 原正宗主将(2年) 先頭打者として攻撃のリズムをつくってチームを引っ張る。主将としても仲間の信頼を集めている。秋季地区大会から近畿大会まで全10試合の打率は、チームトップの3割7分5厘で勝利に貢献した。チームの特色である走塁でも、相手にプレッシャーをかけることを得意としている。 座右の銘は「記録より記憶に残る男になれ」。足でかき乱すプレーで勝ち、観客の記憶に残る試合が理想だ。夢は「甲子園4強」で、「甲子園8強を経験した福村順一監督の記録を塗り替えたい」と語る。 個人目標には「日本一のリードオフマン」を掲げる。「日本一になる、という気持ちで打席に立ち、堂々としたプレーでチームを活気づけ、勝ちたい」。そのため、さらなる打撃向上に取り組む。変化球への対応力を上げようと、スイング軌道の修正を心がける。「センバツでは打率5割」と力強い。 (1)173センチ・65キロ(2)右投げ、右打ち(3)明石・望海中(4)なし(5)ホイコーロー/あんこ ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇多彩な球種、長打力も武器 阪上翔也投手(2年) 最速145キロの直球のほかスライダーやスプリットなど多彩な変化球を操る。高校通算20本塁打の記録もあり、投打で主軸を担う。 中学時代は、祖父が監督を務めていた打田タイガース(和歌山県紀の川市)でプレー。陸上競技の200メートルで県2位となった脚力の持ち主でもある。 高校入学直後は外野手としてベンチメンバーに選ばれた。2020年秋の県大会は社戦で4回から延長13回まで投げて、2安打無失点15奪三振の快投。近畿大会1回戦から背番号1をつける。 趣味はドラマ鑑賞。最近は韓国ドラマ「愛の不時着」にはまり、全話を鑑賞した。 座右の銘は「自分らしく」。20年12月に亡くなった祖母が好きだった言葉で日記の最後のページに記されていた。センバツで「楽しく自分らしく野球する姿を天国のおばあちゃんに見せる」と誓う。 (1)182センチ・85キロ(2)右投げ、左打ち(3)和歌山県紀の川・打田中(4)ドラマと映画鑑賞(5)すし/漬物 ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕