「日本の皆さまを基地に迎えられることをうれしく思う」と述べ、岩国基地への来場を呼びかける米軍岩国基地のリチャード・ラスノック司令官（右）と海上自衛隊岩国基地の平木拓宏群司令＝12日、岩国市役所

　5月5日に岩国基地（岩国市）を一般開放する日米親善の航空祭「フレンドシップデー」について、共催する米軍岩国基地と海上自衛隊岩国基地の両トップが12日、岩国市役所で会見し、イベント内容を説明した。 　米軍機や自衛隊機による航空ショーをはじめ、米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Bや海自岩国に配備される救難飛行艇US2など日米の機体が地上展示される。航空ショーは航空自衛隊のブルーインパルスがアクロバット飛行をチームで披露するほか、優れたスピードで知られるF2支援戦闘機も参加。米軍からは岩国所属のF35Bや戦闘攻撃機FA18などが参加する。米海兵隊のMV22Bオスプレイは現段階で地上展示は決定済みという。 　3日は事前予約した日米の子どもを主な対象にした科学技術イベント「ステムデー」を今年も実施。4日には身体障害者に前日リハーサルなどを楽しんでもらう企画「インクルーシブデー」を初めて実施する。 　米軍岩国基地のリチャード・ラスノック司令官は「私たちは岩国で日々見ることができる友情と協力の精神を共有することを大切にしており、それこそが日米安全保障同盟を支えている」と述べ、海自岩国基地の平木拓宏群司令と共に基地住民との交流を呼びかけた。 　入場無料だが身分証明書が必要。午前7時から午後2時までに基地西門から徒歩入場する。詳細は岩国基地のホームページなどで確認を。問い合わせは総合案内（電話0827・79・6227）へ。