学級閉鎖中の習い事、子どもが元気なら行かせる?休ませる?【専門家監修】
クラスの中で、インフルエンザなどの感染症にかかる子どもが一定数以上になった場合、学級閉鎖になります。学級閉鎖となった場合、不要な外出は控えるのが基本ですが「習い事はどうすればいいの?」「塾には行っていいの?」と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。特に、お子さま自身が元気な場合は迷ってしまうことも多いでしょう。 そこで、宮城大学看護学群准教授の相樂直子先生監修のもと、学級閉鎖の日の対応や習い事について紹介します。
学級閉鎖の基準やルールは?
学級閉鎖については、「学校保健安全法」の二十条で「 学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。 」とされています。 インフルエンザについては、クラスの20%~30%程度が欠席となると、学級閉鎖となることが多いようですが、感染症の種類や地域の流行状況により、柔軟な対応が取られます。
学級閉鎖のときに習い事に行くか行かないかはどう判断する?
学級閉鎖は、感染予防のために行われる措置であり、不要不急の外出は控えるのが基本。とはいえ、どのような場合はOKでどのような場合はNGかという明確な基準が決められているわけではありません。各家庭の判断となりますが、次のような点を踏まえて総合的に考えられるといいでしょう。 【学校や習い事の運営元から出されている方針を確認する】 大切なのは、「感染拡大を防止する」ことです。そのうえで、学校や習い事の運営元の方針を確認しましょう。「学級閉鎖中は、塾や習い事も控える」や「控えることが望ましいが、状況に応じて判断する」といった指針が出されていることもあるでしょう。 判断に迷う場合は、お子さまの健康状態、地域の流行状況なども踏まえ相談するのもいいですね。 【振り替えが可能かを確認する】 振り替えレッスンが組める場合は、振り替えをお願いできるといいですね。振り替えレッスンが用意されていない場合でも、学級閉鎖になっているとの事情を伝えれば対応を検討いただける可能性もあるため、相談してみるといいでしょう。 【オンラインで受講できるか確認する】 オンラインで受講できる場合は、オンラインで受講するほうが外出を避けられて安心です。コロナ禍の時期に、オンラインレッスンや授業のオンライン配信の環境を整えたスクールも少なくありません。学級閉鎖になっていることを伝え、オンライン対応が可能かどうか確認してみましょう。