まさかの離脱…シーズン開幕前に故障した大物(6)中日でまさかの“急降下”
オープン戦に突入している2024年シーズンのプロ野球。主力選手は開幕に向けての調整を進めているが、実戦をこなすうえで注意しなければならないのが、故障離脱だ。実際にシーズン開幕前の大事な時期に離脱した選手は多く、今季もすでに離脱者が出ている。そこで今回は、シーズン開幕前に故障を経験した大物選手を紹介する。
高橋周平
投打:右投左打 身長/体重:180cm/90kg 生年月日:1994年1月18日 経歴:東海大甲府高 ドラフト:2011年ドラフト1位 正念場を迎えている高橋周平は、2022年の開幕前に故障を経験した。 東海大甲府高で高校通算71本のアーチを描き、高校日本代表に選ばれた経歴を持つ高橋。ドラフト会議では3球団が1位で競合。抽選の末、中日ドラゴンズへの入団が決まった。 ルーキーイヤーから一軍デビューを飾り、18歳4ヶ月でプロ初アーチを記録。これはドラフト制後の高卒新人最年少記録となり、スラッガー候補として活躍が望まれたが、その後は伸び悩んだ。 そんな中、2018年に初の規定打席をクリアすると、2020年は108試合に出場し、キャリアハイの打率.305をマーク。ついにその実力が開花したと思われた。 しかし、翌2021年は137試合に出場したものの打率.259にとどまり、2022年は開幕前の3月に左足を負傷してしまった。 昨季は.215という打率だけでなく、プロ入り後初めて本塁打0に終わった高橋。三塁のポジションでは石川昂弥が台頭しているだけに、今シーズンの成績は、大きな意味を持ちそうだ。
ベースボールチャンネル編集部