南アでイースター巡礼の惨事 バスが橋から転落45人が死亡
リンポポ、南アフリカ、3月29日 (AP) ― イースターの巡礼に向かうキリスト教徒を乗せたバスが3月28日、南アフリカ北部の山岳道路で橋から転落して炎上、乗員乗客少なくとも45人が死亡した。 北部リンポポ州当局によると、唯一の生存者とみられる8歳の子どもが重傷を負い、手当を受けている。バスはムママトラカラの峠道で橋の欄干を突き破り、約50メートル下の谷に転落、炎上した。 転落現場では生存者の捜索活動が行われているが、遺体はほとんど識別不能なほど焼けており、バスの内部に閉じ込められたままの遺体もある。 当局によると、バスは隣国のボツワナから巡礼が行われるモリアに向かっており、峠道で運転士がハンドル操作を誤った可能性があるという。 モリアに本部を置くシオニスト・キリスト教会が開催するイースター巡礼には、南アフリカ全土や近隣諸国から数十万人が集まる。モリアでイースター巡礼が実施されるのは、コロナ禍以降今年が初めて。 南アフリカ政府は、イースター休暇中の交通事故の危険性をたびたび警告しており、昨年のイースター週末には、200人以上が交通事故で死亡した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)