元フライ級地域王者の山内涼太 対戦する神崎靖浩ともに前日計量1発パス
◆プロボクシング ▽スーパーフライ級(51・9キロ契約)8回戦 山内涼太―神崎靖浩(6月7日、東京・後楽園ホール) 元WBOアジアパシフィック(P)・フライ級(50・8キロ以下)王者で日本同級1位の山内涼太(角海老宝石)が6日、前日計量に臨み、51・8キロでパスした。7日、ノンタイトル8回戦で戦う神崎靖浩(倉敷守安)も同じ100グラムアンダーの51・8キロでパスした。 山内は22年、WBO世界フライ級王者だった現WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者の中谷潤人(M・T)に8回TKO負け。再起したが、昨年4月の日本王座決定戦で永田丈晶(じょうすけ)=協栄=に小差の判定負けした。同8月、今年2月は外国人選手相手にともに2回KO勝利しており、「体調はいい。メインで気合い入っています」と再度の世界ランク入り、2度目の世界戦へ7日の試合に向け必勝を期した。 一方、神崎は現在4試合連続で判定による勝利を挙げている。その中には22年6月、日本ユース・スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦で湊義生(JM加古川)を破り、初タイトルを獲得した試合も含まれる。 同じ倉敷守安ジムのユーリ阿久井政悟が1月にWBA世界フライ王座を奪取。先月6日の初防衛戦は桑原拓(大橋)に判定勝ちし、東京ドームでの世界戦日本人初勝利を挙げた。「すごくジムが勢いに乗っている。自分も流れに乗りたい。相手は自分よりいろんな経験をされていますが、遠い距離で自分の強い部分で戦っていきたい」と5連勝を目指す。 戦績は29歳の山内が11勝(10KO)3敗、23歳の神崎が10勝(2KO)2敗1分け。
報知新聞社