【オートレース】森且行G1初日は6着「もう一走はこの状態で頑張ってみる」~山陽令和グランドチャンピオンC
パワーはなくとも、軽快な車速は感じとることができた―。オートレーサーの森且行は10日、山口県山陽オートレース場で開催中のG1「開場59周年記念・第5回令和グランドチャンピオンカップ」初日・第9R「予選」に出場。8車立ての7枠からまずまずのスタートを決めて、先行勢を追いかけて行く展開になったが、道中で思うように足を伸ばせず6着に敗れた。 やや不完全燃焼な一戦を終えて、ロッカーへ戻ってきた森はしたたる汗をぬぐいながら戦況を語った。「う~ん、パワーがなかったね。いやあ、なんでだろうね…。手前がないので車を中に向けることができずに何か鈍い感じでしたね。でも、道中の車速はまあまあったし、(ずっと悩み続けている)腰回りはだいぶ良かった。ちょっと違和感があったので、またいじろうかなあと思っていましたが、やめてよかった。またビョーキ(必要以上に修正作業を施して、さらに悪くしてしまう)が出そうでしたよ~(自虐的に笑う)。とりあえず、車速はありそうなのでもう一走はこの状態で頑張ってみます。それでもだめだったら、いよいよクランクを交換しようかな。あとはシリンダー、ピストンを交換してあるんだけれど、それも前に使っていた物の方がいいのかな…」 2日目・11日は第8R「二次予選B」(午後2時19分発走予定)に登場する。毎回、毎回走るたびに整備の課題と反省が目の前に現れて、それらを解消すべく、根気よく、粘り強く地道な作業を繰り返して、状態アップに尽力していく。なんかもう、森の働き様を全国の受験生に見てもらいたくなりました。めげずに、懲りずにドリルをていねいに解いていった先に、きっと大願成就の時は待っているはずである。
報知新聞社