スリップ等の事故が計914件…10日朝の東海地方は雪景色に 名古屋でも最大1cmの積雪 新幹線に遅れも
1月10日、東海3県では岐阜県を中心に大雪となり、名古屋でも今シーズン初めての積雪を観測しました。高速道路や東海道新幹線など交通機関にも影響が出ました。 【画像で見る】スリップ等の事故が計914件…10日朝の東海地方は雪景色に 名古屋でも最大1cmの積雪 新幹線に遅れも
■岐阜県白川村では178センチ…東海地方の各地で大雪
東海地方は10日朝、各地で雪景色となり、名古屋駅前では午前9時頃、視界が悪くなるほどの大粒の雪が降っていました。 名古屋では午前中に、今シーズン初めてとなる最大1センチの積雪を観測しました。10日午後4時現在の積雪量は、岐阜県の白川村で178センチ、郡上市長滝で113センチ、岐阜市で2センチなどとなっています。 街の人A: 家を出たら雪が積もっていてびっくりしました。 街の人B: こんなに寒いとは思わなかったです。子供がいるので、一緒に雪遊びとかしてみたいですね。 世界遺産の白川郷では、住民が合掌造りの住宅の雪下ろしに追われていました。 住民: 最近は雪が少なかったけど、12月からずっと降っているから。特におとといからめっちゃ多いし。
■愛知554件 岐阜320件…雪の影響とみられる事故相次ぐ
雪の影響とみられる事故も相次ぎました。愛知県弥富市の東名阪自動車道では10日午前10時頃、スリップしたのか、横向きになっているトラックも確認されました。 名古屋市緑区では、乗用車がガードレールに衝突しましたが、ケガ人はいないということです。 雪の影響とみられる事故は、これまでに分かっているだけで、愛知県で554件、岐阜県で320件、三重県で40件発生しています。
■前年の教訓を…高速道路は“降り積もる前”から通行止め
高速道路は、雪が降り積もる前の10日午前2時から、名神高速の一宮ICから滋賀県の栗東湖南ICの間が通行止めとなりました。 この区間では2024年1月、岐阜県関ヶ原町で12時間で58センチの雪が降り、名神高速で700台以上の車が立ち往生し、解消までに19時間かかりました。 しかし今回は、事前に通行止めにしたため大きな混乱はなく、東海3県の高速道路の通行止めはすべて解除されました。 並行して走る国道21号も一時通行止めとなりましたが、渋滞などは起きていませんでした。しかし、近くのコンビニエンスストアでは通行止めの影響か、品切れが発生していたということです。 関ケ原町民: コンビニにおやつを買いに行ったら、棚にパンとかが何もなくて。商品がないなと。
■飛騨地方や三重は11日朝まで雪…路面凍結にも注意を
東海道新幹線は、名古屋駅から京都駅間で速度を落として運転した影響で、最大50分程度の遅れが出ました。一時、改札前には人だかりができ、掲示板で最新の情報を確認する人の姿が見られました。 新幹線で千葉へ向かう人: 遅延していましたね。20~30分くらいだと思います。ギリギリになりそうで、ちょっと心配ですね。 東海地方の雪のピークは越えましたが、岐阜県の飛騨地方や三重県などでは11日朝まで雪が降り続く見込みです。雪がやんだ地域でも、路面の凍結などに注意が必要です。 (東海テレビ)
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