ビール「酔えるアップルパイ」開発 トキあっぷる社(青森・五所川原市) 出荷できないリンゴ使用
青森県五所川原市の合同会社トキあっぷる社(土岐彰寿代表社員)は23日、細かな傷が付いたり、色の付き方や形が悪かったりして出荷できない県産リンゴを活用したクラフトビール「酔えるアップルパイ」を発売する。 「酔えるアップルパイ」は、ふじと王林の果汁を、麦やホップと共に原料として醸造した。醸造は東京都のビール製造会社「ベクターブルーイング」に委託。リンゴのフルーティーな甘みと、アップルパイの生地が焼けたような香ばしさやシナモンのスパイシーな香りが楽しめるという。 製品開発は、県内のリンゴ生産者や醸造所などでつくる「青森りんごクラフトビールの会」が、青森県にリンゴが初めて植栽されてから来年で150年となるのを記念して企画した。土岐代表は「食事のお供やデザート、自分へのご褒美として、スイートな大人時間を楽しんでほしい」とPRする。 330ミリリットル入り1265円(税込み)で、350本の限定販売。同市の金木観光物産館「産直メロス」や青森市の県観光物産館アスパムで販売する。商品の問い合わせはトキあっぷる社(電話0173-29-3016)へ。