他球団が欲しがっている!? パ・リーグのトレード注目投手(5)日本ハムの候補に挙がるのは…?
レギュラーシーズンの前半戦を終えようとしている2024年シーズンのプロ野球。そんな中、主力選手の故障離脱など各球団で多くのアクシデントが発生しており、今季もトレード可能期間である7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、他球団から注目される可能性を秘めたパシフィック・リーグの投手を紹介したい。
石川直也
投打:右投右打 身長/体重:192cm/93kg 生年月日:1996年7月11日 経歴:山形中央高 ドラフト:2014年ドラフト4位 一時は守護神として活躍した石川直也。実績がある分、トレード放出の可能性も否定できない。 山形中央高で1年秋からベンチ入りを果たすと、3年夏は甲子園で登板。恵まれた体格を持ち、将来性も評価されて北海道日本ハムファイターズがドラフト4位で指名した。 プロ2年目に一軍デビューを果たすと、翌2017年には37試合に登板。同年は防御率こそ4.35に終わったが、49回2/3を投げて51個の三振を奪うなど、今後を期待させるような能力も示した。 そして2018年、主力リリーフ陣の退団や故障も相まって、クローザーに抜擢。途中セットアッパーへの配置転換もありながら、52試合に登板して19セーブ・19ホールドポイント(1勝2敗18ホールド)、防御率2.59の成績を収めた。 さらに翌2019年はキャリアハイの60試合に登板し、チームに欠かせない戦力に。力強いストレートとフォークを武器に、同年は24ホールドポイント(3勝2敗5セーブ21ホールド)、防御率3.31をマークした。 だが、翌2020年の開幕前に暗雲が漂った。春季キャンプで右肘の違和感を訴えると、同年8月には右肘内側側副靭帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)を敢行。前年の活躍があるだけに、悔しいシーズンとなった。 リハビリ期間を経て、2022年には一軍復帰した。しかし、昨季は一軍で16試合に登板し、防御率は5.87。投球回を上回る安打を許すなど、精彩を欠くシーズンだった。 今季はファームでの登板が続いている石川だが、一時は日本ハムの一軍ブルペンを支えたリリーバーである。リリーフ陣に頭を悩ませている球団であれば、獲得に動くのも否定できない。
ベースボールチャンネル編集部