万単位のタグページがある場合、どう対応すればよいのか?
タグアーカイブをすべてnoindexにする
万単位のタグを整理統合したり、タグの運用方法を変えたり、といったことが難しいようなら、タグアーカイブをまとめて全部noindexにしてしまうのがおすすめです。 タグアーカイブの用途によっては、どうしても整理統合や運用方法の変更ができない場合もあるでしょう。その際はすべてそのままにして、インデックスはされないようにしてしまう、というわけです。このあたりは「igs」さんの状況に応じて判断してください。
対応するための稟議を通すには
タグの整理統合にしても、タグアーカイブのnoindex化にしても、事前に「どういう効果がどれだけある」とは見積もれません。確実に言えることは「現状よりは必ず良くなる」ということだけです。 SEOはこんなことばかりなので、社内の理解がないとどんな施策も稟議を通すのが難しいのですが、今回のケースでは施策の根拠としてGoogle公式の情報が使えそうです。具体的には以下の引用部分です。 ┌────────── ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。そのため、質の低いページを削除する、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合するか改善する、または質の低いページを別のドメインに移動することによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上昇する可能性があることをもう一つの具体的なガイダンスとして提示しています。 --------------------------------------------------------------- 質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス | Google 検索セントラル ブログ └────────── また、僕のサイトの記事「低品質コンテンツの削除 ‐ SEOへの悪影響を排除し評価を改善」には2つだけですが簡単な事例が掲載されています。詳細を伏せた事例紹介なので「igs」さんの役に立つかはわかりませんが、サイト全体の検索流入が4倍になったものと15倍になったものですので、インパクトはあると思います。
まとめ
今回のケースでは万単位という想像を超える数のタグアーカイブが発生しているとのことで、適切な回答になっているか少し不安があります。ただ、異常に数が多いだけで特殊な事情がないなら、きちんと対応すれば良好な結果が得られるだろう、とは言い切れます。頑張ってみてください。 P.S. 本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。判断に迷うこと、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。