県税事務所の職員、万引きで停職処分…「小遣いが少なく魔が差した」
目薬1点(税込み698円)を万引きしたとして、和歌山県は8日、紀中県税事務所の副主査の男性(63)を同日付で停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。
県によると、男性は再任用。休みだった7月21日、御坊市のドラッグストアで目薬を盗んで外へ出た。店員が万引きに気づき、県警御坊署へ被害届を出した。
県は警察から9月に連絡を受け、本人に聴取。調査に対し「小遣いが少なく、魔が差した」と話したという。すでに弁済はしているという。
同事務所の嶋田光浩所長は8日、県庁で記者会見し、「公務員として、社会人として断じて許されない行為で、県民に深くおわびする」と謝罪した。