【取手競輪・水戸黄門賞】吉田拓矢、地元記念初制覇に「感無量」
取手競輪の開設74周年記念『水戸黄門賞』(GⅢ、令和6年能登半島地震復興支援競輪)は最終日の30日、12Rで決勝が行われ、吉田拓矢(29)=茨城・107期=が地元記念初制覇を飾った。GⅢ優勝は2022年9月の青森記念以来6度目。2着に守沢太志、3着には山口拳矢が入り、脇本雄太は不発で8着に沈んだ。 ◇ レースは前攻めの小林-坂井-吉田-吉沢-芦沢に守沢と松本が続き、脇本-山口が後方で周回を重ねた。そのまま動きがなく赤板を通過し、小林が誘導員をかわして先行。打鐘を過ぎて守沢が芦沢のインに入る。最終周回に入ると坂井が番手から出た。芦沢は浮かされ、松本と脇本があおりを食う。山口は脇本の内を抜けてBSをまくり上げていく。守沢は吉沢の内に入って吉田の後ろへ。吉田が坂井をかわして抜け出し、守沢が続いた。 ◆吉田拓矢「(地元記念初Vを果たして)感無量。何度かチャンスはあったけど、優勝には届かなかったので。ここまでこられたのは先輩と後輩と仲間のおかげ。感謝の気持ちを忘れずにやっていきたい」