【特集】関西から“杜の都”へ ~全日本大学女子駅伝 関西代表校~
運命の6区 兵庫大学が過去最高順位更新し3年ぶり“杜の都”へ
最終6区。トップをひた走る大阪学院大学のアンカーは、3年生の山下彩菜選手です。去年まで2年連続準優勝の大阪学院大学は、“打倒・立命館”だけを目標にこの1年走り込んできました。大会では1時間50分36秒でフィニッシュ、5年ぶり4度目の優勝を果たします。 立命館大学はキャプテンでエースの4年生・村松灯選手が追いかけますが、山下選手を視界で捉えることはできず、2位という結果に。1分10秒の思わぬ大差がつきました。 そして3位には兵庫大学がランクイン。過去最高順位を更新し、3年ぶりに杜の都・仙台への切符を掴み取りました。それでも、キャプテンの長岡あず選手は、浮かれることなく全日本大学女子駅伝に向けての見通しを立てています。 長岡「まだまだ1位、2位のチームとは差があるので、まずは全日本で戦うチーム作りをここから1か月で仕上げていきたいと思っています」
それぞれの思いを胸に大学駅伝の集大成へ
今年の全日本大学女子駅伝対抗選手権大会には、関西から4校がエントリーすることとなりました。それぞれの掲げたゴールを目標に、たすきを繋ごうとしています。 5年ぶりに関西No.1を手にした大阪学院大学のキャプテン・小林舞妃留選手は、ライバル・立命館大学に感謝の気持ちを表します。 小林「立命館の力を借りながら走って、お互い切磋琢磨して走らせてもらえたことに感謝しています。予選で勝てたからといって満足せずに、全日本大学女子駅伝でも勝負できるようにしたいです」 シード校の立命館大学は、全日本大学女子駅伝に35年連続35回目の出場。悔しい思いを糧に、キャプテンの村松灯選手が再起を誓います。 村松「もっともっと全員で強くなって、全日本大学女子駅伝では必ず優勝したいと思います」 関西大学はシード校でありながら関西学生対抗女子駅伝では4位という結果に。キャプテンの伐栗夢七選手は、17回目の全日本大学女子駅伝に向けてすでに気持ちを切り替えていました。 伐栗選手「仙台まで1ヶ月あるのでくよくよせず、もう一度、イチからみんなでチームを盛り上げていけたらなと思います」 第42回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会は10月27日(日)12時10分スタート。全国の強豪が杜の都・仙台を駆け抜けます。 (読売テレビ「あすリートPlus」10月6日放送)
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