特集「スエヒロガる」 富山マラソンの入賞者 水越さん 独自の指導方法で学童保育を実践
富山テレビ放送
特集は「スエヒロガる!」。 富山にもっと笑顔をワクワクを届けたいと様々なことに情熱を注いでいる人や取り組みを紹介しています。 25日は現役のマラソンランナーが子どもの可能性を広げたいと独自の指導方法で学童保育を実践する男性を取材しました。 高岡市にある放課後児童クラブ、元気よく走り回る子どもたちが話しているのは? 英語? はい、走ることと英語を同時に学ぶ「ラングリッシュ」という指導方法です。 *水越進一さん 「『ラングリッシュ』は『走る』っていうところと『英語』っていうのをうまく掛け合わせて、子供たちが英語が好きになって、走るのが得意になったらいいなという思いを込めて作ったのが『ラングリッシュ』」。 指導者の水越進一さん、自ら考案したラングリッシュで、小学1、2年生を中心にスポーツの魅力を教えています。 体を動かしながらみんな自然な感じで英語をしゃべっているように見えますね! *水越進一さん 「やっぱりまずは自分の声でしゃべるっていうのがすごく大事で、ただこれを、学校の授業でやると恥ずかしくてしゃべれないとか、ただこうゲーム感覚で運動の勢いの中で言葉もしゃべると、英語への抵抗っていうんですかねそこが少しとれるのかなと、そこがこの『ラングリッシュ』の一番いいところかなと思ってて」 水越さんのこれまでの人生には「走ること」と「英語」が深く関わっています。 今月3日に行われた「富山マラソン」。水越さんは、4位でフィニッシュしました。 幼い頃から走ることが好きだった水越さん。 19歳の時に走った東京マラソンで2時間半を切る記録を出し、特待生で大学に入学しました。 *水越進一さん 「僕はスポーツを通していろいろ学んできて、今も走ることを通してケニアに行ったり留学したりって全部がつながっているので」 今年9月に行ったケニアでの2週間の走り込み、自らの世界感を広げ、英語の重要性を再認識する機会となりました。 *水越進一さん 「話せるだけで選択肢が広がる。僕がこういう風にやることによって、ちょっと、興味を持ってくれたりしたら、その子の可能性ってすごく広がるのかなってすごく思ってて」 自らの経験をもとに「ラングリッシュ」が「子供たちの可能性を広げる」きっかけになれば…、それが、水越さんの思いです。 *水越進一さん 「走るっていうのは、スポーツの基本、それにプラスして英語っていうのは世界でみたら、200か国中150国ですねしゃべられている言語でそれも言葉の基本だと思うんですよ。そこがしっかりできたらこれから生きていく中で役立つのかなとすごい思います」 Qのぶちゃんのこの時間は? *子どもたちは 「好き!英語とかいっぱいしゃべって楽しい」 「走ったりするのが楽しい」 「陸上の練習と英語が楽しい」 *保護者は 「習い事もさせてあげれんから、仕事しながらなんでめちゃ助かっています。本当に」 「家でちょっと英語でしゃべってみたりとか、最近ランニング大会あったんで走り方どうすればいいかって聞いて帰ってきたりとかしてたので意欲的に取り組んでくれているなというのは感じています」 この日、「ラングリッシュ」の体験イベントが行われました。 *水越進一さん 「今回は、年中、年長、小学校一年生低学年を対象にしてやっております」 小学校に上がる前の子供たちが学べばさらに効果的なのではないか。 「ラングリッシュ」の一番の目的は走ることと、英語を子供達が好きになってくれること。 *水越進一さん 「『好き』っていうものがあればそれなりに上達もしますし、速くなるとは思っていますので、学校生活の中で運動会があったりとか、英語の授業があったりとか、すごく、走ることができたり、英語ができることが自信になるじゃないですか、それから、興味を持って英語頑張ろう!走るの得意になってサッカーやろう!野球やろうって広がっていくことが僕的にはいいかなと思っています」 「ラングリッシュ」で子どもたちが自信をつけ、好きなことを見つけるきっかけにしてほしい…。 水越さんは、大好きな「走ること」を軸に選手として、指導者として、活動を続けます。 *水越進一さん 「僕は、これ選手としてやりながらやるべきだなと思っていて、いろんな意見あると思うんですよね、ただ僕自身はまだ自分の可能性というかやるべきことをまだやれると思っているので、そこに挑戦しつつも伝えることが、選手だからこそ伝えられることってあると思うので」 水越さんは、「ラングリッシュ」の指導者として、来年度から幼児向けの教室を開くのが目標で、一方、「マラソンランナー」としては100キロを走る「ウルトラマラソン」の日本代表選手を目指してトレーニングをしているそうです。 以上、特集「スエヒロガる!」でした。
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