ソウルのある大学病院(c)news1

【05月20日 KOREA WAVE】韓国で医師の平均年俸が2022年時点で、3億ウォン（1ウォン=約0.11円）を突破した。 韓国政府の「医師人材賃金推移」資料によると、2022年に病院・医院に勤める医師人材9万2570人の平均年俸は3億100万ウォンだった。資料は、保健福祉省が10日、「医科大学定員増員効力停止事件」を審理するソウル高等裁判所裁判所に提出したものだ。 平均年俸は▽病院（3億9400万ウォン）▽医院（3億4538万ウォン）▽総合病院（2億4963万ウォン）▽療養病院（2億760万ウォン）▽上級総合病院（2億125万ウォン）▽保健診療院・保健所などその他の機関（1億6602万ウォン）――の順だった。 開業医の中では、眼科医の年俸が6億1500万ウォンで最も高かった。続いて、▽整形外科（4億7100万ウォン）▽耳鼻咽喉科（4億1300万ウォン）▽麻酔痛症医学科（3億9100万ウォン）の順だった。年俸が最も低い科は精神科（2億7700万ウォン）――だった。 2020～2022年の3年間、医師たちの平均賃金引上げ率は16.9％だった。小児青少年科が65％で引き上げ率が最も高かった。 同省は「医師の需給不足で、医師の賃金が大幅に増加している」とし、「現場の医師は多くの患者を診察する必要がある。『3分診療』を迫られ、慢性的な過労に苦しんでいる。地域総合病院と地方医療院は数億ウォンの年俸を提示しても、医師を見つけることができない」と語った。 （c）KOREA WAVE/AFPBB News