「美人の湯」めぐり。足湯に浸かりながら食べる“温泉”をテーマにしたスイーツって?/岐阜県
コロカルニュース
岐阜県の中東部に位置し、長野県と隣接する下呂市。 まちの中央に流れている飛騨川の流域に湧く下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつといわれています。山里の風景と温泉街が調和した魅力的なまちで、地元グルメを味わいながら名泉をめぐります。 【写真で見る】無料で利用できる足湯が点在する下呂温泉街 ■「美人の湯」と呼ばれる下呂温泉 下呂のお湯は、84度という高い温度で湧いている正真正銘の「天然温泉」。泉質はアルカリ性単純温泉、無色透明で、とてもまろやかなやさしいお湯です。湯あがりは、絹のようにスベスベになることから「美人の湯」ともいわれています。 下呂を訪れる日本人観光客とインバウンドのバランスもほどよく、世界の人から愛されていることがわかります。 ■下呂市観光交流センター〈湯めぐり館〉 JR下呂駅から徒歩10分ほどの場所にある〈湯めぐり館〉は、下呂温泉をはじめ、市内5地域の観光地やグルメを紹介する「観光案内コーナー」があり、まち歩きの拠点として利用できます。 同館では、下呂温泉で使用できる「湯めぐり手形」(1300円)を販売しており、購入すると加盟旅館のなかから3か所選んで湯めぐりを楽しむことができます。※2024年4月1日より「湯めぐり手形」(1500円)。 information 下呂市観光交流センター 湯めぐり館 住所:岐阜県下呂市森1075-1 TEL:0576-20-4146 営業時間:9:00~17:30 定休日:なし ■日本文化と温泉文化の融合で癒しのひとときを。〈下呂温泉 小川屋〉 下呂温泉の老舗旅館〈下呂温泉 小川屋〉でも湯めぐり手形が利用できます。立ち寄り湯は、女性は“白鷺の湯&白妙の湯”、男性は“薬師の湯&鹿の湯”が楽しめます。※湯めぐり手形の利用時間は、通常の日帰り入浴営業時間と異なります。 白鷺の湯 大浴場「白鷺の湯」は、100畳の畳で湯船を囲んだ“畳風呂”の仕様になっている、「畳文化」と「温泉」が融合したお風呂です。足元がやわらかく滑りにくく、足元の冷えも少ないので、お年寄りや体の不自由な方、子どもも安全に入浴が楽しめます。 白妙の湯(ホワイトイオンバス) 「白鷺の湯」内の階段を降りた先にある露天風呂「白妙の湯」は、ホワイトイオンバスが採用されており、空気を圧縮させた超微細な泡を温泉に混ぜることでお風呂全体が白濁、肌触りがやわらかくなり、まるでシルクのようなお湯に。浸かるだけで角質がとれ、お肌がツルツルになることから“天然石けん”ともいわれている日本三名泉のひとつ下呂温泉の泉質が更に生かされ、特に女性にオススメ。 薬師の湯 大浴場「薬師の湯」は、朝は格子の間から清々しい陽射しが大浴場を照らし、夜は照明に囲まれ、幻想的な装いに。時間帯によって異なる表情を見せ、情緒豊かな雰囲気が漂います。 河鹿の湯 開放感溢れる露天風呂は、郷愁漂う浴場に飛騨川から吹き込む風が心地よく、自然の音と野鳥の鳴き声などに癒されます。 そのほかに、9種類から選べる貸切風呂や、宿泊者のみが利用できる「汕-SEN-」などお風呂の種類が多く館内で湯めぐりできるほど豊富な温泉施設を有することから、下呂温泉のなかでも人気が高い宿です。 information 下呂温泉 小川屋 住所:岐阜県下呂市湯之島570 TEL:0576-25-2118 湯巡り手形利用時間:月曜・金曜 12:00~14:00、火曜・水曜・木曜 13:00~14:00、土曜・日曜・祝日12:00~13:00 ※女性は“白鷺の湯/白妙の湯”、男性は“薬師の湯/河鹿の湯”が利用できます。 ■ノスタルジックな建物と飛騨川が一望できる〈白鷺乃湯〉 欧調風の建物が印象的な〈白鷺乃湯〉は、大正15(1926)年から続く外湯施設です。館内はモダンなデザインでノスタルジックな雰囲気が漂います。 浴室は檜でできた浴槽の内風呂のみですが、大きな窓からは飛騨川や山々が一望でき、ゆったりとくつろげます。 information 白鷺乃湯 住所:岐阜県下呂市湯之島856-1 TEL:0576-25-2462 営業時間:10:00~21:00(入場は20:15まで) 定休日:水曜